日本書紀など眺めていると、古代の日本の天皇は、蝦夷とか隼人とか種子島あたりの人とかを、自身の徳でもって帰服せしめる、というポーズをとっていたようだ。島国の中で、中華帝国のミニチュア版を気取っていたわけか。
時代がずっと下って東京王朝の世になると、大和民族だかなんだかが出現した。つまり、日本は単一民族国家であるぞよ、ということになった。
で、驚いたことに、昨今では中国の方が日本を真似たかのように、あの大きな国土に住む多様な諸民族を「中華民族」でひとくくりにするようになった。無茶するな、と言いたくなるが、実は日本人はとっくに同じ無茶を押し通しているのかもしれぬ。
この無茶を上手に破綻させた先に、ましな未来があるように思うけれど、東京王朝にも中国共産党にもそれはお気に召さないでしょうな。国家反逆罪だか治安維持法だかにひっかかるかもしれん。
時代がずっと下って東京王朝の世になると、大和民族だかなんだかが出現した。つまり、日本は単一民族国家であるぞよ、ということになった。
で、驚いたことに、昨今では中国の方が日本を真似たかのように、あの大きな国土に住む多様な諸民族を「中華民族」でひとくくりにするようになった。無茶するな、と言いたくなるが、実は日本人はとっくに同じ無茶を押し通しているのかもしれぬ。
この無茶を上手に破綻させた先に、ましな未来があるように思うけれど、東京王朝にも中国共産党にもそれはお気に召さないでしょうな。国家反逆罪だか治安維持法だかにひっかかるかもしれん。