近頃は中学校の教科書など見ると、たとえば毛沢東にはマオ・ツートンと振り仮名がふってある。固有名詞は本来の担い手のものになるべく近づける。良いことだ。
歴史上の民族名や固有名詞で、匈「奴」とか鮮「卑」とか、ひどい字をあてたものがあるが、こういうのも本来の持ち主の顔を立てて、何とかしてあげるべきではないか。私は小学校で初めて歴史を習ったとき、「邪」馬台国の「卑」弥呼に、だいぶ引っかかりを覚えましたよ。
かつてはほかに選択肢がないまま漢籍にならっていたわけだが、原音を再建してカタカナ表記にしては(せめてそういうルビをつけては)どうだろう。「匈奴」よりも「ヒュンヌ」の方が「フン族」にふさわしい。
歴史上の民族名や固有名詞で、匈「奴」とか鮮「卑」とか、ひどい字をあてたものがあるが、こういうのも本来の持ち主の顔を立てて、何とかしてあげるべきではないか。私は小学校で初めて歴史を習ったとき、「邪」馬台国の「卑」弥呼に、だいぶ引っかかりを覚えましたよ。
かつてはほかに選択肢がないまま漢籍にならっていたわけだが、原音を再建してカタカナ表記にしては(せめてそういうルビをつけては)どうだろう。「匈奴」よりも「ヒュンヌ」の方が「フン族」にふさわしい。