セールスマン
いつ
そうなったのか判らないまま
僕は
僕を売りまくる
セールスマンという
仕事に取りつかれていた
自分のカタログをつくり
精いっぱいのデザインで
或る一つの事を
格安で安心できる性能で
あなたの為に
何でもする
という売りで
ところがある一つの事という
サンプルをもちわすれ
すべてのセイルスは
キャンセルされた
そのサンプルこそ
僕そのものなので
僕のコピーが出来ないかぎり
セールスマンとしては
資格がないので
いまは
セールスマンを撃退するという仕事で
やっといきている