Kite Aerial Photography etc

凧,カイトによる空中撮影等
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空中撮影方法など

2008年02月16日 14時31分01秒 | 凧による空中撮影等
私の撮影方法はインターバル撮影機能付きのデジタルカメラを使います
インターバル撮影とは 一定時間間隔でシャッターが切れる機能です
最近のデジタルカメラですと 最短5秒間隔で撮影できるものもあります
また インターバルタイマー機能付きのデジタルカメラですと 一定時間後に一定時間間隔で撮影できます(3分後から1分間隔撮影とか)

百聞は一見にしかずで写真等で紹介します
まずは カメラを吊り上げる(又は吊り下げる)カメラリグから




これは初代の釣竿に切れ込みを入れて そこに揚げ糸を引っ掛けて揚げる方法です
(この方法は揚げ糸がキンクして痛みますのでお勧めできません)
カメラは下のW十字にぶら下げます




これは Picavet(ピカベット)式 十字の上にわっか(又は滑車等)を付けて 滑りやすい糸を通して前後2点で揚げ糸にセットします カメラリグの水平がある程度確保できます




これが最も多用している T字リグです コの字形のアルミのチャンネルにつまみボタンを付けてそのボタンに揚げ糸を巻きつけます コの字形の中央にアルミのパイプをネジで吊り下げて 前後に振れるようにセットします(カメラの水平を維持するためです)
いちばん 揚げ糸への取り付け 取り外しが簡単です


次に空中撮影している全景です




これは 初代のカメラリグでの撮影状況です 凧は日本古来の六角凧で約2.4m×1.7mあります
凧とカメラリグの距離は15~20m程度です




これは ピカベット式での撮影状況です
凧の安定性を増すために 尻尾を付けています




写真が鮮明ではありませんが T字リグでの撮影状況です
KITEは初代デルタボックスで 約1.6m×3.7mです


次に カメラを取り付けている細部です




写真はステンレスの板ですが 軽量化のために現在はアルミの板に換えています
横のボルトナットはカメラの上下の角度を取るためです
カメラを固定するプラスティック製のネジ これがないと空撮できません




これは 自動でシャッターが切れないカメラを機械的にシャッターを切ったものです
模型のギアボックスとモーターで回転する黒いアームがシャッターボタンを連続的に押し込む仕掛けです
(サーボモーターを使うとか もっとスマートな方法がありますので工夫して下さい)




すでに何度も登場していますが カメラのさらに上にある カメラリグを水平方向に回転させる仕掛けです
模型のギアボックス(5402:1)にソーラーモーター(0.5Vで1430rpm)にソーラーバッテリー(0.5V-1200mmA)の組合せです
フルパワーで回ったとしても4分/回転弱となります 実際にもその程度で回っています

それと空中撮影するための備品です




凧を揚げるための糸
・・・わたしの使っているのはダクロンの200LB-1000Feet(90kg耐用で300mです)




揚げ糸を係留するためのスパイラルステッキと強風時に凧を降ろすのに重宝するプーリーです
ある程度以上の風になると 手だけで凧を降ろすのは至難の業です




糸巻きです・・・幅10cm程度の電気コードドラムの流用です



以上のものをこのように使います スパイラルステッキと糸巻きの間にあるのは 凧の引きのショックをやわらげる緩衝装置のゴムひもです 緑のベルトはゴムひもが切れた場合の命綱です






手を守る皮製の手袋
・・・強風時の大型カイトの引く力は身体をもっていかれるほどです
また 皮手袋は揚げ糸が滑りにくく安全です

最後に空中撮影に使っている凧及びKITEです




市販品のダブルスレッド(中風用です)
・・・1.96m×1.13m 約2.2㎡です 縦に6本のカーボンソリッドの骨が入っています(強風時に揚げると手だけでは1人で降ろせなくなり危険です)
たたんで2つ折りにすると後方のドラッグテイルに収納できます




主力で使っているカイトのデルタボックスです
・・・約1.7m×3.9m 3.8㎡程度です(弱風~中風用です)




強風用の六角です
・・・約1.7m×1.4m 2㎡程度です まさに今からカメラを上空に揚げようとしているところです
(以上は私の1手法で 他の方法もあります)


<追記>上の写真の全景です