福島第1原発の原子炉安定冷却 長期化…汚染水流出恐れ(産経新聞) - goo ニュース
「
■自信
循環注水冷却は、原子炉に注入した水が漏れ、原子炉建屋や隣接するタービン建屋にたまっている汚染水をポンプで吸い上げ、放射性物質を除去して再び原子炉内に戻すという手法だ。
タービン建屋から水をくみ上げ、原子炉に注水する配管を使えばよく、原子炉建屋での作業を減らせるメリットもある。
東電は「冠水よりも難易度は低い」としており、武藤栄副社長も「(冷却期限の)目標は達成できるだろう」と自信を見せる。
■耐性
果たして、東電の想定通りに進むのか。早稲田大の岡芳明教授(原子炉工学)は「汚染水が海や地下水に流出する可能性がある」と指摘する。
原子炉建屋やタービン建屋などは本来、水をためる設計にはなっていない。岡教授によると、両施設の境目などは耐震性が低く、地震の影響でひびが生じ、そこから地下にしみ出る可能性があるという。
実際に、2号機と3号機の汚染水が、地下の配管などを通じて海に流出しているのが見つかっている。東電は流出防止策として、原子炉建屋などの周囲の地下に、深さ約30メートルの壁をつくる対策を掲げるが、流出が十分防げるかは不透明だ。
■効果
「高濃度の汚染水が配管を通るため、一度循環を始めたら人が近づきにくくなる。入念な準備をした上で始めないと取り返しがつかない事態になる」
こう指摘するのは、北海道大の奈良林直教授(原子炉工学)。トラブルが発生した場合、修理などが難しいのが、循環注水冷却システムの欠点だという。
また、冠水に比べ、十分な冷却効果が得られるかも不透明だ。
「どの程度冷却できるかは、実際水を回してみないと分からない」(東電)というのが本音で、工程表通りに事態が推移するかは予断を許さず、長期化も懸念される。
」
今さら東電が津波の写真公開したりしてるけど、『現況やむなし』を情報コントロールで『かわしている』観が否めない。
未だ隠蔽体質を引きずっているのも見え隠れする.....。
.....どっちにしても、何もできないけど.....。
1号機建屋 汚染水、地下に3000トン 漏出? 冠水計画見直し(産経新聞) - goo ニュース
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東電は、漏水場所は格納容器とつながる圧力抑制室と呼ばれる部分の溶接部とみている。建屋地下の容積は約6千立方メートルのため、たまり水は約3千トンに上る可能性がある。
冠水で原子炉を安定冷却させる計画を進めていた東電は、格納容器からの漏水が少なければ、ここから水を抜いて再び圧力容器に戻す案を検討していた。だが、今回、大量漏水の可能性が判明したため、急遽(きゅうきょ)たまり水を圧力容器に戻す新ルートの検討を迫られた格好だ。
また、東電は14日、1号機の原子炉建屋1階を13日午後にロボットで調べたところ、最大で毎時2千ミリシーベルトの高い線量を観測したと発表した。1~3号機原子炉建屋内で測定した放射線量では最大という。
」
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2011年5月19日(木)08:00
福島第1原発の原子炉安定冷却に向け、東京電力が新たに発表した「循環注水冷却」。格納容器を水で満たして燃料を冷やす「冠水(水棺)」が困難となり、タービン建屋の汚染水を循環させる手法に切り替えたが、短期間での冷却効果には疑問符が付き、汚染水の外部流出など不安材料はつきない。改訂工程表で7月中旬までとした安定冷却の道程は、長引く恐れもある。(原子力取材班)■自信
循環注水冷却は、原子炉に注入した水が漏れ、原子炉建屋や隣接するタービン建屋にたまっている汚染水をポンプで吸い上げ、放射性物質を除去して再び原子炉内に戻すという手法だ。
タービン建屋から水をくみ上げ、原子炉に注水する配管を使えばよく、原子炉建屋での作業を減らせるメリットもある。
東電は「冠水よりも難易度は低い」としており、武藤栄副社長も「(冷却期限の)目標は達成できるだろう」と自信を見せる。
■耐性
果たして、東電の想定通りに進むのか。早稲田大の岡芳明教授(原子炉工学)は「汚染水が海や地下水に流出する可能性がある」と指摘する。
原子炉建屋やタービン建屋などは本来、水をためる設計にはなっていない。岡教授によると、両施設の境目などは耐震性が低く、地震の影響でひびが生じ、そこから地下にしみ出る可能性があるという。
実際に、2号機と3号機の汚染水が、地下の配管などを通じて海に流出しているのが見つかっている。東電は流出防止策として、原子炉建屋などの周囲の地下に、深さ約30メートルの壁をつくる対策を掲げるが、流出が十分防げるかは不透明だ。
■効果
「高濃度の汚染水が配管を通るため、一度循環を始めたら人が近づきにくくなる。入念な準備をした上で始めないと取り返しがつかない事態になる」
こう指摘するのは、北海道大の奈良林直教授(原子炉工学)。トラブルが発生した場合、修理などが難しいのが、循環注水冷却システムの欠点だという。
また、冠水に比べ、十分な冷却効果が得られるかも不透明だ。
「どの程度冷却できるかは、実際水を回してみないと分からない」(東電)というのが本音で、工程表通りに事態が推移するかは予断を許さず、長期化も懸念される。
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今さら東電が津波の写真公開したりしてるけど、『現況やむなし』を情報コントロールで『かわしている』観が否めない。
未だ隠蔽体質を引きずっているのも見え隠れする.....。
.....どっちにしても、何もできないけど.....。
1号機建屋 汚染水、地下に3000トン 漏出? 冠水計画見直し(産経新聞) - goo ニュース
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2011年5月15日(日)08:00
東京電力は14日、福島第1原発1号機の原子炉建屋地下(天井までの高さ約11メートル)の半分程度まで水がたまっているのを確認したと発表した。圧力容器を覆う格納容器から水が漏れているとみており、格納容器ごと圧力容器を水で満たす「冠水(水棺)」に十分な水位が得られない可能性が強まった。東電は地下の水をポンプでくみ上げ、冷却した上で圧力容器に戻す循環方法を検討し始めた。東電は、漏水場所は格納容器とつながる圧力抑制室と呼ばれる部分の溶接部とみている。建屋地下の容積は約6千立方メートルのため、たまり水は約3千トンに上る可能性がある。
冠水で原子炉を安定冷却させる計画を進めていた東電は、格納容器からの漏水が少なければ、ここから水を抜いて再び圧力容器に戻す案を検討していた。だが、今回、大量漏水の可能性が判明したため、急遽(きゅうきょ)たまり水を圧力容器に戻す新ルートの検討を迫られた格好だ。
また、東電は14日、1号機の原子炉建屋1階を13日午後にロボットで調べたところ、最大で毎時2千ミリシーベルトの高い線量を観測したと発表した。1~3号機原子炉建屋内で測定した放射線量では最大という。
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