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英国型蒸気機関車_3

2011-05-24 | 鉄道模型


      
5月はじめに入手したGraham Farish製、クラスB1。LNERラインのアップルグリーンに塗装された派手な蒸気機関車です。ボイラーのサイドに”SPRINGBOK"スプリングボック(調べたら南アフリカに棲むすばしっこそうなカモシカみたいなの。「速い」ということでしょうね)というエッチング銘板が付いています。
イギリスからの小包を開け、ケースを取り出し、イギリスメーカー独特の真空成形の保護パックからそっとはずし、、、まず、その模型としての出来映えに驚嘆!!!。2~3年前までのイギリスNゲージの機関車と言えば、ダイキャスト製の玩具のようなディテール、動輪も抜けていない、まったくどうしようもない出来でしたが、最近リリースされるものはまったくの別物という仕上がりです。テンダーモーターなのでキャブの内部までそれらしく再現されています。ボイラー廻りなどの手すり、車体下部のブレーキ、とくにレタリングと細ーいラインなどの印刷は見事です。車体のライン、テンダー台車の赤いラインに注目。未だにキャブにモーターの尻が出ていて平気な日本メーカーを完全に抜きましたね。しかし、惜しいのはテンダーの石炭。これ、昔のまんま。実物写真で見るとたしかにイギリスの石炭は大きいのだけれど、何とかしてほしい。それと、動きが悪い。日本メーカーの蒸気機関車も店頭で確かめないと動きにはバラツキがあるけれど、これもあまりスムーズではありません。惜しい。しかし、それを補って余りあるのがサービス精神。なんと、スケール通りなんでしょうか、やや直径が大きいディスプレー用オンリーと説明がある前輪一組とステップ、ブレーキホース、連結器などが袋に入れられて付いています。運転しないで展示するマニア向けの配慮。こういうのはうれしいですね。価格は82ポンド(送料別)、ドイツメーカー蒸気機関車の約3分の1。しかし満足度は同等かな。

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