先日、木更津移動で出力端子をショートさせて発煙したDCDC電源の修理を実施した。
中を開けると10mΩシャント抵抗2本が完全に燃えてへばり着いていた。まずはこれを剥離する。
この回路と並列に入っているヒューズを確認すると切れている。
そもそも手抜きをしてヒューズは取り付けたがシャント抵抗を外さなかったことで、シャント抵抗にショート電流が集中して焼損したと考えられた。
外観チェックをすると電圧コントロール部の電解コンが完全に飛んでいる。これを引き抜いて交換する。
スイッチング用の大電流ショットキーバリアダイオード、FETには異常はなかった。この状態で実験用の電源(1A)を取り付けて7.8Vに合わせ通電し出力電圧を測ると12.5Vあった。
電圧を少しだけ下げて12.2Vとして次は7.4Vリチウム電池へ接続する。出力電圧も規定値出ている。
これで修理完了だ。
【修理内容】
- シャント抵抗除去
- ヒューズ交換
- アルミ電解コン交換
- 入力電圧計を取り付けた(穴あけが面倒で入力端子に直結)
修理は簡単に終了したが小型に作ったのでバラシと組み立ての方が時間がかかった感。
【使い込んでいるDCDC電源は傷だらけ。小型ながら入力は7.4V 30A 出力12V以上で15A】
7.4V 30A入力で出力12V以上、Cont.15Aなので・・各部の安全設計が必要だ。
メンバー内で増殖中!
使用しているリチウム電池は瞬間100Aは簡単に出せるので部品や回路、ケーブルが一瞬で燃える!!
危険なDCDC電源だ。
※本日も新たに3本の同軸コリニア製作中!
腰は大丈夫でしょうか?
相変わらず、ダウンチルトと通常コリニアの調査を続けています。その影響で次々アンテナ製作です。