新ファームの運用試験と言ってもダミーロードを使用し、あとは受信性能試験だ。
先日書いた通り、手直しは
- EU仕様から国内のバンドプランに合わせた。
- Filter、PAconfigを60mバンドから79mバンドへ変更した。
勿論、ソースコードを手直ししたのでバグが発生してないかを確認する必要があった。
最終のコードは10月中旬には完成した。コンパイルしたモジュールを10月23日にロードしていよいよ最終試験だ。
近くの公園に機材を持ちだしてアンテナにつなぎ、まずは受信試験だ。
コードの変更でバンドチェンジやFilter特性に問題がないかをチェックした。
秋になってコンディションが変わったのか、午後2時を過ぎてワッチすると1,2,3,4だけでなく9も6も同時に聞こえていて本当に賑やかだ。
その様子が下記の写真だ。隙間なく各局が並んでいる。
[薄い緑色(弱い信号)と赤(強い信号)が各局]
さてV1.0の特徴を①‐⑥で説明する。
赤字がV1.0での新機能の一部
①は1.0以前から実装されていた。TCXOの温度だ。
②DSPの状態だ、ここではDSPオフだ。
これ以外に
NR(NRのみ)、A-NOTCH(オートノッチ)、NR+NOTCH(NR及びオートノッチ)、M-NOTCH(マニュアルノッチ)、PEAK(750Hzピークフィルター)の設定が出来る。
③LPF,BPFフィルターは次の設定から選択可能である。
300Hz,500Hz,1.4KHz,1.6KHz,1.8KHz,2.1KHz,2.3KHz,2.5KHz,2.7KHz,2.9KHz,3.2KHz,
3.4KHz,3.6KHz,3.8KHz,4.0KHz,4.2KHz,4.4KHz,4.6KHz,4.8KHz,5.0KHz,5.5KHz,6KHz,6.5KHz
7KHz,7.5KHz,8KHz,8.5KHz,9KHz,9.5KHz
④電圧計
⑤フィルター幅が下線(ここでは水色)で示されている。
⑥ステップサイズが下線で示されている。
さて、先のブログで書いた
PAconfig及び送信用バンドパスフィルターのコード部分の変更も以上のように完了した。
また各バンド及び3.8MHzのパワー調整もきっちり出来る事を確認出来た。
[60mであったPower調整(Full,5W調整)を3.8MHz=79mとしてメニューに登録した]
既に送信系統図及びその他資料も完成したので保証認定をJARDへ提出する予定。
ただ、他の自作機の書類もあるので・・来月早々になるか?
TSSへの申請ならば何を聞かれ、どう答えるかは分かっているが、JARDでは要領が分かってない点は心配だ。
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