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かつて大本営作戦参謀だった元中佐の壱岐正は、11年にわたる過酷なシベリア抑留生活を耐え、昭和31年に故国の土を踏む。
帰国した彼を待っていたのは、繊維問屋から総合商社への急成長を遂げた近畿商事の社長、大門十三。彼は、国家が最高の教育を施した作戦参謀の作戦力と組織力を買って、壱岐をスカウトする。 悩みつつも、第二の人生を商社マンとして生きる決心をする壱岐。
愛する妻や同僚の死、軍時代の上司の娘との恋愛、娘や息子たちの結婚。そして、商社ならではの屈辱、そして汚辱にまみれながらも、壱岐は、戦闘機、自動車、そして石油を巡る金と血にまみれた国際商戦に挑んでゆく。
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山崎豊子さんらしい筆力でこの壮大なスケールの話に読者を引き込んでいきます

全体としては素晴らしい作品だと思います。しっくりこない何か、は私の人生経験不足・・・なのでしょう。