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私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。
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本屋さんで平積みされていたので、手にとってみました

テンポ良く話が進むし、続きが気になるし・・・という展開で一気に読んでしまいました。
コレって、どういうふうに決着をつけるんだろう・・・と気にしながら読むと、所々にある伏線に気付きます・・・が、前半は故意にそれを隠し、後半になって伏線を散りばめながらも・・・・でもラストはどんでん返し


でも、そのラストって

「後味が悪い」との感想が多い、という話にも納得。
でも、まあ、ちょっと異色な面白い一冊でした。
表紙絵は、昔たくさん読んだ赤川次郎さんの作品を印象的に飾っておられた、北見隆さんですね
