ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

50代女性、ADM(遅発性両側性太田母斑様色素斑)。

2015-07-01 17:49:18 | 症例写真
20歳前後くらいから、両頬、額の外側、鼻孔縁などに灰色~紫色のぽたぽたっとにじんだような「ぼたん雪」状にでてくるしみ(アザ)を、遅発性両側性太田母斑様色素斑(ADM)といいます。

しばしば「肝斑」と間違われることがあるようですが出てくる時期、色合い、部位の違いなどで見分けることができます。このADMは、肝斑や他のシミと違って深いところに色素があるのが特徴で、治療方法も違います。
「強めの」レーザー治療になりますので、治療後数日間ガーゼを貼る期間があったり、1か月くらい、かえって濃くなる時期があったりしますので、治療を始める時に「ちょっと覚悟が要りますよ」とお話するのですが、その期間を頑張ってもらえたら、とってもキレイになります


患者さまは50代女性の方。「写真は恥ずかしいけど…部分的にならいいですよ」とおっしゃって頂きました。
2回レーザー治療をして、8か月たったところです。


治療前


治療後


治療前


治療後



お仕事の関係もあり、治療を始めるまでしばらく悩まれていましたが…
「治療して、良かったです」と笑顔でおっしゃって頂きました
こちらこそ、ありがとうございます。患者さまの笑顔が私のパワーの源です
コメント (2)
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