生まれつきの「耳の形」はいろいろです
折れ曲がっている「折れ耳」や、上側が皮膚の下に埋まりこんでいる「埋没耳」はメガネやマスクをかけにくくて困ることがあります。内側の軟骨のヒダがなくてツルンと丸いコップ耳、立ち耳は機能的な問題はありませんが、整容面で気にされる方もいます。
年齢が上がってからの治療は「手術」になりますが、新生児期~3か月くらいまでのまだ耳の軟骨が柔らかい時期であれば、テープやワイヤーなどを使った矯正だけで治ることもあります
生後1か月の女の子。
内側の通常は「Y」字型の軟骨部分から、後ろ側に軟骨のヒダ(第3脚)がでている「スタール耳」という状態です。
機能的な問題はありませんが、綺麗な耳にしてあげたいとのお母さんのご希望があり、第3脚の部分を内側に折りたたんで軟骨がY字型になるように、おうちでテーピングをして頂きました。
生後1か月の、まだ軟骨が柔らかい時期に治療を始めたので…
1~2か月のテーピングで、しっかり綺麗な形になりました
形成外科って、こんなこともしているんです・・・と言っても、私は何もしてなくて、毎日頑張ってテープを貼ったのはお母さんです
症例写真のご協力ありがとうございます