ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

スタール耳の矯正。生後1か月女の子。

2021-01-12 15:28:21 | 症例写真

生まれつきの「耳の形」はいろいろです

 

折れ曲がっている「折れ耳」や、上側が皮膚の下に埋まりこんでいる「埋没耳」はメガネやマスクをかけにくくて困ることがあります。内側の軟骨のヒダがなくてツルンと丸いコップ耳、立ち耳は機能的な問題はありませんが、整容面で気にされる方もいます。

年齢が上がってからの治療は「手術」になりますが、新生児期~3か月くらいまでのまだ耳の軟骨が柔らかい時期であれば、テープやワイヤーなどを使った矯正だけで治ることもあります

 

 

生後1か月の女の子。

内側の通常は「Y」字型の軟骨部分から、後ろ側に軟骨のヒダ(第3脚)がでている「スタール耳」という状態です。

 

機能的な問題はありませんが、綺麗な耳にしてあげたいとのお母さんのご希望があり、第3脚の部分を内側に折りたたんで軟骨がY字型になるように、おうちでテーピングをして頂きました。

 

生後1か月の、まだ軟骨が柔らかい時期に治療を始めたので…

1~2か月のテーピングで、しっかり綺麗な形になりました

 

 

形成外科って、こんなこともしているんです・・・と言っても、私は何もしてなくて、毎日頑張ってテープを貼ったのはお母さんです

症例写真のご協力ありがとうございます

コメント
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