帯状疱疹とは、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体の中に住み続けていて(潜伏感染)、加齢や病気やストレスなどで免疫力が落ちた時に発症するものです。左右どちらか片側に、赤みのある発疹、水疱、痛みなどの症状が見られ、体幹部のイメージが強いかもしれませんが、顔や手足に発症することも多いです。
コロナのストレスが原因?とか、水ぼうそうが減っているから(同じウイルスに接することで免疫力が増強する「ブースター効果」が得られないから)?とか言われていますが、帯状疱疹の患者さんが増えています。高齢の方だけでなく、10代の患者さんもいらっしゃいます
こちらの方は、あまり典型的ではなかった帯状疱疹の患者さん。
『10日ほど前から頭に湿疹ができて、ちょっと痒いくらいなんだけど〜』と来院されました。
他に発疹ないかなーと探しても頭頂部だけ。「痛いでしょう?」と聞いても『全然痛くない。少し痒いだけ。』と・・・
うーんでも、これは怪しいですよ、、と、帯状疱疹の検査をすると、くっきり陽性でした
帯状疱疹は、治癒した後も長い期間神経痛が続く「帯状疱疹後神経痛」という後遺症を残すことがあります。後遺症を残さないためには早めの治療が重要
もしかしたら、と思ったら早めに医療機関を受診してくださいね