これは3月20日のことです。
そろそろ世間に桜が咲き始めるかなあ
と思い、ぶらっと出かけて
行くことにしました。
桜の開花を測る標準木ってありますよねえ。
大阪は大阪城公園内に生えている木を
標準木にしています。
そもそも標準木というのは、
どれくらいあるのでしょうと調べてみると、
都道府県単位で1本定められているようです。
この辺だったら助松公園や岸和田城の櫻
というわけではありません。
大体は地方気象台構内に
咲いている桜と定められている
ことが多いのですが、
大阪のように有名なところに
生えている木を標準木としている
ところもあります。
近辺では京都は二条城内の桜で
兵庫は王子動物園内の桜であったりします。
じゃ、エリアの広い沖縄なんかどうなの?
と思うでしょ。
これはやはり那覇の公園内という事になります。
ただし、どこの都道府県も
ソメイヨシノを標準木としていますが、
沖縄だけは「ヒカンザクラ」を
標準木にしているようです。
桜の植生なんかでこうなっているんでしょうね。
この日、doironが見に行こうと思ったのは、
和歌山の標準木です。
どこにあるかというと、
紀三井寺の中に生えています。
本殿の前にある木が標準木です。
以前、ここをたずねた時に
ばったり会ったのが首藤さんでした。
やあといって遭遇しましたね。
人生の中で偶然ばったり人に会うって
限られていますよね。
最近では京都の博物館で
平岡珈琲の店長にあうという
すごいばったりがありました。
これはもう今年も展示会を
やりなさいという神様の
配慮だったんだと思います。
人生何がどうころんでいくのか、
意外にこんな時の神様が
決めている部分も大きいなあと、
最近よくおもいます。
まあ首藤さんとの出会いは、
えいの飲み会で話をしていることの延長で、
偶然時期が一致したんだとは
思いますけどね。
今年の桜は早いようで、
大阪の南にある和歌山では
どうなんだろうと思い、
車で出かけてゆきました。
高速を降り、和歌山市内を横切ってゆくと
お寺に到着です。
駐車場に車を止めて、
お寺に登ってゆきましょう。
参道を歩いていると、
あれ?こんなところにケーブルが
できているぞと驚きました。
昨年の4月にできたんだそうです。
そうでしょうねえ、
この寺の階段は非常に急で長いです。
こんな感じ。
今から7年前にここを訪れた時に
描いた絵も、この階段をメインに
描いていました。
確かにこれじゃあ、
年配の人は上りにくいですね。
料金は片道200円だそうです。
階段を上まで行くとお寺のところに出ます。
本殿を前にして、左側にあるのが
標準木です。
ん?カメラが来ていますよ。
どこかのマスコミが取材しているようです。
そのわきから木に近づいていき、
花の数を数えると6輪くらいが咲いています。
「これは開花やなあ」と
doiron宣言が出されましたよ。
5輪以上あれば開花というそうです。
その後もカメラはずっと
動いているようで、
なんかに乗るかなあと思いつつ、
和歌山市内見学もし、
おいしいものも食べて
家に帰るとNHKでニュースが流れ、
「本日、和歌山の標準木で桜が
開花したようです」とのニュース。
ああ、あの時のカメラは
NHKやったんやあって感じですね。
あとでやってきたおばちゃんに
取材していたのが映っていました。
おっさんの映像はボツですね。
それにしても、ちょうど桜の
標準木を見にいった日が
開花日だったとはねえ。
いやあ何ともグッドなタイミングでしたねえ。
でもねえ、あの時のおばちゃんが
乗ったんやから、きっと背後に
doironが映っていたに違いないです。
あっ、あの時のニュースやってる
と見たのですが、あわてて
見逃したのがちょっと残念でした。