今から昼食に食べようとしている
五平餅の由来は、
そのむかし、五平さんという名前の人が
食べていたものというほかに、
神様の幣のような姿である
ことからついた名前なんだ
という説明もあるそうです。
そう聞かされたら、
だんじりで宮入り後に
神社からもらう「幣」を
屋根につけていたのを思い出しました。
これの白い奴です
そうかあ、あのお餅とだんじりの屋根には
共通な部分があるのかあと思うと、
なんか感慨無量です。
日本という国の古来からの習慣が
ひっそりとつながっているんですねえ。
もうこれで木曽の名物である
中乗りさんと五平さんに触れあいましたね。
とまあワイワイと車に乗って
騒いでいるうちに、
車は妻籠の駐車場に到着です。
まずは妻籠のことを少し。
ここは中山道67宿中、
42番目の宿です。
「妻」は着物の「褄」と同じで
端っこという意味。
「籠」は人の住むところなので、
遠山荘の端っこの村というのが由来です。
中央の駐車場に車を止めて、
さあでは進んでいきましょう。
まず最初に川を渡ります。
この川の名前は蘭川(あららぎがわ)。
あららぎというのは植物の名前ですね。
イチイとか言われたりします。
深山に生える木なんですが、
さすがにこのあたりには
生えるようですね。
それを渡る橋が「尾又橋」。
上流から流れてくる水が
きれいな段差になっています。
このすぐ上に発電所があり、
たまにはこの段差を
大量に水が流れるんでしょうねえ。
そして、渡り終えたところが
「中山道」です。
右に行けば43番目の宿である
馬籠宿に行きますが、
今回は左に曲がって
妻籠の古い通りを
観光して歩きましょう。
古い通りを皆さん興味をもって
見て歩いています。
doironにとっては、
子どものころ、地元の街を
歩いていたころを思い出す景色ですねえ。
お菓子屋さんの前には
いすやテーブルが置いてあって
よく遊んだなあ。
あんな風景を彷彿させる景色です。
いろんなお店がありますねえ。
あれ?でもみんな店の前に、
七夕の笹の葉なんかが
飾られていますねえ。
夏の間はこうして夏休みの人を
楽しませているのかなあ
と思ったのですが違ってました。
こちらの木曽の方ではひと月遅れで
七夕が来るんだそうです。
そもそも七夕は旧暦の7月7日に
やっていたそうですが、
そのころは新暦だと梅雨ですので
星があまり見えません。
なので旧暦が7月7日になるくらいを
この辺りでは七夕と呼んでいます。
8月の7日なんで一か月ずれているんですね。
でもねえ織姫(こと座のベガ)と
彦星(わし座のアルタイル)が
一年に一度出会うというのが、
七夕にまつわるロマンチックな話だったのに、
なんと彼らは1か月後には
ここでも逢瀬を楽しんでいたわけですね。
ずるいったらありゃしない。
まあでもせっかくだから
願い事はちゃんと書いておきましょう。
「この旅が無事に楽しく終わりますように」
と書いてぶら下げておきました。
さあでは食べるところを探しましょう。
どこのお店も、五平餅とお蕎麦
というのが定番メニューです。
でも蕎麦アレルギーがいるので、
全員同じというわけにはいきません。
この店がいいかなあと決めたら、
そばではなくて一人だけ
うどんを別茹でできますか
と聞いてみます。
続く
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