ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

木曽御嶽登山旅9

2024-08-19 20:57:18 | 山行き

山の中を若干下ってきて
たどり着いたのが7合目の行場山荘。



まだ空いている様子はないなあ。

小屋を素通りして先にと進んでいきます。
まだみんな元気です。
本当はのぼり初めのころは
石碑なんかを縫うように
上がってゆくのかなと
思っていたのですが、
余り石碑類はありません。
ところどころにこんな石票があって、
ここには「第十二番 覚明行場」



と書かれてあり、道から少し
上がっていったところに
お堂があったりします。



ではこの覚明行場とは何でしょう。

これはねえ調べてみると
とても大事な人でした。

覚明さんが行をおこなったところと
その時は思っていたのですが、
そうではありません。
覚明行場という名前の僧なんです。

昔、この御嶽は女人禁制で
八合目の金剛童子から上は
男性しか登れませんでした。
それを一般に解放しようとしたのが、
この覚明行場という僧でした。

この人のおかげでいまも
女性がこの山に登れる
というきっかけを作った人なんです。

そもそもこの山に登るには
宗教的にいろんな制約がありました。
登れる日は1年で一日だけという
制約もあったそうです。

でもそんな制約も今は全て溶け、
だれでも登れる山になっている
というのが今の御嶽です。
そんな制限で一時はこの8合目の
女人堂より上は女性は登ることはできず、
女性はこの堂に待機していたので
こんな名前になっていたんだそうです。

こんなことを知れば知るほど、
この登山道に刻み込まれた人々の心や
体の動きを感じることができるんでしょうね。

ここの7合目の標高が2140m、
次の8合目にある女人堂2480mを
目指して登ってゆきましょう。

一歩一歩が修行です。

7合目以降はあまり平坦地もなく
登りが続きます。
みんなの体力を考えて30分に一回の立ち休憩、
1時間に一回の休憩を入れて登ってゆきます。
でもここにきている女性はすごい元気。
他の登山者の女性人もとっても
元気に登ってゆきます。

おっさんはへえへえ言ってるのにね

ああ、ペットボトルの水よりも
ビールが飲みたいなどと
罰当たりな思惑を抱いたりしています。

道の様子はと言いますと、
これは悪くありません。



木の階段があったりします。
ただ少し老朽化して、石段が
軽く動いたりすることもたまにはあります。

doironは一番後ろを歩いていますので、
逆にそんな動きを見ながら
余裕で登ってゆきます。

では設置されている道案内は
どうかと言いますと、
先人がつくった道は意外に深く
クリア―ですから、間違える心配はありません。
それにこんな登りの途中にも
いっぱい石碑があるのかなと思ってましたが、
それはなかったです。

ただ、合間にひっそりと関係者以外には
何なのかわからん石が
ところどころに置かれてありましたね。

またあと山頂までの距離とかも
木に貼られた案内にかかれてありましたが、
これはもうあまり気合が入っていません。

もくもくと登り、途中で休憩してると
後ろから歩荷(ぼっか)の人が上がってきました。

荷物を山ほど抱えています。
山小屋に荷物をあげているんですね。
道をあけましょう。

続く


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