ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

高野にお礼参りも兼ねて2

2023-07-26 21:06:08 | プチ旅行

展示会のお礼参りと金剛峯寺の
ふすま絵見学を兼ねて、
高野山に参与の人たちに
くっついて向かっています。

南海電鉄高野線は山の中の電車なんで、
軋みながら走ってゆきます。
ようやく極楽坂についたときは、
よくぞあの山の中を走ってきたねえ
とちょっとほっとしますね。

以前はここから歩いた高野街道は
きつかったなあ、とか思い出しながら、
今回は南海電車の株主の参与のおかげで、
無料でケーブルにも乗って
進んでいきます。
ありがたいことです。

席の半分くらいは埋まったかなあ
という感じでケーブルは
うんとこどっこいしょと登り始めます。



最近のケーブルはおしゃれになりましたね。
この日は高野山でも気温が
30℃を超えていましたので、
ケーブルも天井を開けて
空気を取り込むような感じで
走らせていましたね。



山頂の駅に着いたら次はバスにのります。

バスの切符は一日券を買います。
向うで計画している移動を考えただけでも、
一日券が安くて便利なんです。
バスは女人荒野の方を回って・・・
と考えていると、どうやらバスは
西高野街道の方へすすんでいきます。

どうも従来のバス道が、
雨による土砂崩れなどで
変更になっているようです。

西高野街道から大門の方に出て、
バスは回ってゆきます。

色々被害が出ているんですねえ。
おかげで、最初の目的地である
奥之院には10分くらい遅れてつきました。

いや何も1000年以上の歴史のある
奥之院に遅れてつくって
どういうことと思うでしょ。
べつに供養塔に
100年遅れてついてもいいもんね。
でもねえ一つ毎日送られている
ことがあるのです。

朝六時と十時半に、
奥之院の弘法大師にご飯を届ける
「生身供」が行われます。
それは高僧が中心になって
行われています。

高僧には「唯奈」という人がいるのです。
「ゆいな」「ついな」とか
「いの」とか「いのう」といわれます。
決まりごとのきっちりしている
こういう世界でも読み方が
いろいろ違うというのは
不思議な感じです。

僧の雑事を総括する僧らしいです。
この唯奈が先導し、二人の層が
奥の院御廟橋(ごびょうばし)手前の
御供所で作られた料理を箱に入れて
朝の6時と10時半に弘法大師の元に
届けるのです。
生きて入定されている弘法大師が
それを食べるために運ぶんだそうですが、
これはいきている我々が
弘法大師に信仰しながら
人々の感謝の意を弘法大師に
届けているんだそうです。

一緒に行った参与の人も
この唯奈をご存じの様でした。

そんな儀式を見たかったのですが、
バスが道路の通行止めで
遠回りをしたために、
運び出す瞬間には間に合わず、
その唯奈も御影堂でお経を
挙げている最中でした。

あ、すみません知識が不安定なんで
記述を間違えているかもしれませんが、
まあとにかく食事を運ぶシーンには
間に合いませんでした。

ただ、御影堂の後ろの弘法大師御廟に
お参りした後、みていたら
そのご飯の入った箱を下げていく
僧の後姿は何とか目にすることはできました。

そして奥之院行動のメインです。
御影堂の地下に降りてゆきますと、
御廟につながる場所があります。
そこで食後の弘法大師に拝んでおきました。

参与の人には、この地下道に
亡くなられたときに作った
身内の小さな像があります。
もう何百体も並んでいる中の一つです。

参与は頻繁にここにきて、
その像を指で磨いているそうなので、
ひときわ荘厳に輝いているようでした。

なんかねえ、人の信心ってすごいなあ。
大勢の人々の果てしない追憶が、
ここで小さな仏像になって
並んでいるってもうそれだけで、
膝がふるえますねえ。

続く


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