髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

高知ツーリングに向けての練習と実験。

2010-03-16 | ツーリング
4月の頭に、Perfumeのツアーに参戦するために、高知までツーリングに行く。
片道で800キロの行程になる。
クルマであれば、一日800キロというのはそんなに苦でもないが、2輪で800キロ走破というのは、中々の荒行だと思える。
まして、今まで2輪で走った最高距離が、大阪までの500キロだ。
ついでに言うと、免許を取ったのが去年の夏です。

往路は途中の大阪あたりで一泊を設けているので心配はないが、気になるのは復路のことだ。
ライヴが終わったら、ホテルで一泊して、朝から東京に向けて一日で800キロを走る。

言うまでもなく、無謀だ。

という訳で、日曜日は高知遠征の予行練習&実験として、
「東京~名古屋日帰りツーリング」
に行って来ました!
調布ICから中央道経由で、小牧JKTを回って東名で帰り、川崎ICで下りる700キロツーリング♪

結論から述べると、やはり「限界への挑戦」だった…!
では以下にレポートする。

当日はのんびりと6時に起床。素晴らしき快晴。
気温と相談しながら、ゆるゆると用意して、7時半に出発した。
防寒は、とりあえず自分が持っているものをフル装備。
「ちょっと大げさかな~」
とは思うが、念のためにすべての防寒着を着用した。

近所の空き地まで押して、エンジン点火。
2週間ぶりに火を入れたエンジンは、一瞬にぶい音を出しながらもブルルンと目を覚ます。
寒くなって、乗ってやらなくて本当に申し訳ない気持ちになる。
回転数が落ち着いてきて、シリンダーヘッドが暖まったのを確認して、いざ出発!
今回は、細かな行程表は作らなかった。
疲れたら休んで、腹が減ったら喰う!予定はこれだけだ。

雲一つない青空の下、調布ICから中央道に乗る。
混雑もなく、スイスイと走る。
今回は、Twitterをメモ帳代わりに、現在地をつぶやきながら走ったので、時刻は正確に記録できた。

08時01分
談合坂SAに到着。自宅から50キロ。
空は青いが、予想よりも相当に寒い。防寒を完璧にしてきて良かった。
元から燃料が半分しかなかったので、ここで給油した。

09時07分
八ヶ岳PAに到着。自宅から140キロ。
標高が高くなり、寒いというレベルを越えている。道中、まわりは雪がたくさん残っていた。
寒さで身体の震えが止まらない。自分の防寒レベルの低さを確認した。
レストランで、しめじ天ぷらそばを喰らう。もちろん致死量の七味をふりかけた。
あまりにも寒いので、もうちょっと気温の上がりを待とうか考えつつ出発。



09時54分
諏訪湖SAに到着。自宅から176キロ。
標高が下がってきたら、気温も高くなったようだ。若干寒さがゆるむ。
それにしても、前回の名古屋ツーリングと比べると、なんという余裕の走りだろうか!
ここでも給油。
「寒さに耐える」というストレスが解消されたので、その分のストレスを「スピードに耐える」に回せる。
巡航速度をやや上げて走れるのは嬉しい。





10時55分。
坐光寺PAでおしっこ。自宅から244キロ。



11時31分
恵那峡SAに到着。自宅から294キロ。
このあたりまでは、身体のどこにも痛みはない。
8キロもある恵那山トンネルも楽に通過。
しかし、ややペースが落ちてくる。

12時58分
小牧JCTを経由して、東名に入った。ここからが折り返しだ!
赤塚PAに到着。自宅から413キロ。
渋滞というほどでもないが、ノロノロ運転になってきた。
このあたりから、肩とケツが痛くなってきた!

岡崎の手前で出来立てホヤホヤの事故などを通過する。
誰もが車間距離を詰めすぎだと思う。
毎度毎度思うが、何で皆あれほど周りのクルマを信用して走れるのだろう?実に不思議だ。
ちなみに私は、自分以外の車両を一切信用していない。
したがって、しっかりと車間距離は取ります。

13時36分
浜名湖SAに到着。自宅から440キロ。
ここで大休止。食事と給油。
しかし、あんまり腹が減っていないので、富士宮焼きそばだけを喰らった。
SAは大混雑!30分くらいSA内をウロウロして再出発。



14時45分
牧の原SAに到着、自宅から500キロ。
肩とケツとヒジから先が痛くて痛くてたまらん。
走り始めてすぐに肩が痛くなり、次にケツ、そしてヒジから先。
あわてて体操をしてみるが、すでに時おそし。

15時44分
富士川SAに到着。自宅から564キロ。給油。
この先に2件の事故渋滞が発生したと知る。SAは大混雑。クルマの人は大変そうだ。
もう先に急ぐ気力は失せる。痛みを我慢しながらチョコチョコ休みながら進もう。
屋台で出してた掛け蕎麦が意外に美味しくて写真撮るの忘れた。



16時48分
駒角PAに到着。自宅から610キロ。
一つ目の事故渋滞をクリア。しかし、気を張りすぎて疲労困憊。
走り続けることが苦痛になってきた。ヒジから先の痛みの原因が分からない。
この先の事故渋滞が25キロから30キロに成長した。
いつでも最後の最後にキツイ仕置きが待ってるぜ!

18時07分
海老名SAに到着。自宅から665キロ。
びっしり並んだ渋滞を、一時間もすり抜けで通過。疲れで意識が朦朧としてくる。
無理やりコーヒーを飲んで気力回復する。
知っている人は知っているが、海老名SAは出口から本線に合流する車線が、3キロもある。
ここが一番空いているので、合流車線を爆走して距離を稼ぐ。
しばらくして、渋滞は解消されたが、ノロノロ走行で走る。

19時42分
地元のコンビニに帰着。
心身ともに疲れて、まっすぐに歩くことが困難になっている。
ビールを買ってヘトヘトで家に帰った。


走行距離702キロ
走行時間12時間(休憩含む)
通行料金1500円(ETCつけました!)


「疲れないはずはない」とは分かっていたが、やはり実際に走ってみると、尋常ではないほどの疲れが襲ってきた。
肩とケツとヒジから先が猛烈に痛くなった。
「肩」は、ハンドルとの相性の悪さ(ハンドルが遠い)が原因と分析できる。
「ケツ」は、シートの薄さが原因だろう。これは本番ではクルマ用のシートを使うので解決できる。
「ヒジから先」の痛みは原因不明だったが、翌日になって筋肉痛として症状が現れた。
ハンドルを、思っていた以上に強く握っていたようだ。
これには、スロットルアシストで解決を試みる。

ともあれ、人生初の2輪での700キロ走行にチャレンジできた。
過去のツーリングの経験と比べると、自分の能力が飛躍的に向上していることが実感できた。
目指す高知は、これに付け加えてまだ100キロもある。
きっと今回以上の困難が待ち受けているだろうが、手ごたえはつかめた。

あとは、しっかりメンテナンスすることと、当日の天候に恵まれるように祈るだけだ。

あー楽しかった!
私を安全に運んでくれたXL883Nよ!今回もありがとう!

コメント (10)
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