※このブログは、2008年に違うサイトに載せたものを再編集したものです。
<館蔵品展 紙で語る―Paper Materials>を見た後は、青山ユニマット美術館に移動して<女性美讃歌>を見ました。
青山ユニマット美術館 <女性美讃歌> 9月30日(火)まで
※展覧会のHPはないようです。
青山ユニマット美術館は、シャガールが好きなら、絶対行きべき美術館です!!(常時、10~15点くらい展示しています。)
4階に<シャガールの作品>のみが展示しています。
シャガールの<ブルー・コンサート>いいですよ。
解説には、このブルーコンサートが描かれたころは、妻のベラが亡くなった悲しみが癒えたころに描かれた作品で、彼女のオマージュと戦争で亡くなった多くの命へ捧げられた作品だそうです。
解説を読んでから観ると、中央の女性(ベラ)が微笑んでいて、なんかいいなぁ。と思いました。(ちょっと大げさに言えば、ベラへの愛が感じられる?)
他にも、<屋上の花>、<菊の花>、<赤い裸婦>、<横たわる農夫>、<ソファーに座る少女(マリアシンカ)>などが良かったです。
3階は、<エコール・ド・パリ> / ムンクの<二人の姉妹 ラングヒルとダグニー・ユール>作品が展示しています。
藤田嗣治(レオナール・ツグハル・フジタ)の作品、今回は7点ありました。
特に<猫>、良かったです。
<猫>は、ヤンチャ猫って感じで2匹の猫がじゃれあっている絵で、好きです。
あの乳白色の裸婦像があったり、<バラ>、<少女>などもあり、藤田嗣治好きなら、満足すると思いますよ。
他にも、キース・ヴァン・ドンゲンの<女性像>、モイーズ・キスリングの<ジョルジェットの肖像画>、<ダリア>などが良かったです。
あと、1番最後にムンクの<二人の姉妹>が展示していました。
ムンク <二人の姉妹 ラングヒルとダグニー・ユール> 10月20日まで展示
日本にムンクの作品があったんですね~。知りませんでした。
2階は、<企画展示 女性美讃歌>です。
まずは、グスタフ・クリムト作 <Irrlichter イルリヒタ>ですね。
クリムト <イルリヒタ> 9月30日まで展示
この<イルリヒタ>って、『神秘の炎』って意味で、日本語の『鬼火』・『狐火』に近いそうですが、より神秘的で、神聖な印象を有する語であるそうです。(解説に書いてありました。)
私の観た感想は、すっごいキレイなんですけど、妖しい感じがしました。
アレクサンドル・カバネル ヴィーナスの誕生
オルセー美術館にもあるんですよね。この青山ユニマット美術館所蔵の<ヴィーナスの誕生>は、オルセー美術館のが先に出来ていて、顧客から、依頼を受けて、再制作したものだそうです。ちなみにオルセー美術館のは、サイズ<130cm×225cm>なので、青山ユニマット美術館の方が、小さいです。
この作品が好きだったので、観れてすごく幸せです。
観ていてちょっと疑問に思ったのですが、天使(キューピッド)2人の羽が青(水色)だったんです。なんでなのでしょうね?
ミレ― 犬を抱いた少女
少女が可愛らしくていいんです。
他にも、ジャン=ジャック・エンネルの<マグダラのマリア>、アンリ・ファンタン=ラトゥールの<オンディーヌ>などなど・・・。
素晴らしい作品が沢山ありました。企画展のタイトル通り、女性がもの凄く美しくて、2階部分だけで、1時間半くらい居ました。ウットリです。
青山ユニマット美術館の<女性美讃歌>はすごくオススメです。絶対観た方がいいですよ。
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ました。
ありがとうございます。