どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『上村松園展 <後期展示>@東京国立近代美術館』なのだ

2010年10月17日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2010年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 東京国立近代美術館10月17日まで開催していた<上村松園展>後期展示を見たのだ



ぼくらわ 前期展示のときも見に行ったので 展示替えをした作品を中心に見たのだ

↓前期の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/3a0bc31bcc5d98ab6200fce2cb5274d6



中でも1番良かったのわ 重要文化財<序の舞>なのだ


着物の裾や袖が光る雲の模様で 帯にわ 飛び立とうと翼を広げた2羽の鳳凰の柄なので ぼくわ 鳳凰の飛び立つ姿を舞っているように思えてきたのだ

あと テレビで孫の上村淳之さんが言っていたけど 『この<序の舞>わ 淳之さんのお母さんがモデルだった』と言っていたのだ


他にも <蜃気楼>や <待月>が良かったのだ


前・後期両方見て ぼくわ やっぱり松園さんの描く女性が好きだと 改めて思ったのだ

東京会場わ 終わっているけど 松園さんが生まれた地の京都で 巡回するので お近くの方わ ぜひご覧くださいなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立近代美術館 <上村松園展> 終了しました

http://www.momat.go.jp/Honkan/uemura_shoen_2010/index.html

作品リスト
http://www.momat.go.jp/Honkan/uemura_shoen_2010/list.html

 

展示替えとなった10点を中心に見ました。


気になった作品

9.蜃気楼

下にある蛤の中から出た煙から現れた女性が描かれいる。煙の中から現れているので、着物が波の模様であったり、帯もサザエなどの貝の柄。<焔>のように足元は描かれてなく、幽霊のようである。


63.春雪

65.初雪

<春雪>と、<初雪>の2点はほぼ同じ構図で、着物の色や帯の柄などもほぼ一緒。<初雪>は上半身のみで、<春雪>は全身像。


77.序の舞  重要文化財


舞の一瞬を切り取ったような、凛としていて緊張感のある作品。テレビで言っていたのだが、序の舞のみモデルを使用したそうで、このモデルは、のちの息子の松篁(しょうこう)さんの嫁。

解説(の一部)に書いてあったが、『松園は、「私の理想の女性の最高のもの」と述べていた。』


84.待月


橋の欄干?に頬杖をつき、月が出るのを待っている女性が描かれている。下の生地が透けた着物や帯の柄(楓に流水文)から判断すると、夏の終わりの時期だと思える?


前期展示と同じで後期も混んでいましたが、<序の舞>など、見たかった作品をじっくり見ることが出来たので満足なのですが、松園さんの大きな展覧会は、当分ないような気がするので、寂しい気もします・・・。

来月から、京都に巡回ですので、お近くの方は、ぜひご覧ください。


巡回情報

京都国立近代美術館 11月2日(火)~12月12日(日)
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2010/383.html



この後わ 新御茶ノ水駅に移動して 秋葉原と御茶ノ水の間にある ぼくらが最好きなラーメン屋の<中華そば 活力屋>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ