どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『メトロポリタン美術館展 大地、海、空-4000年の美への旅@東京都美術館』なのだ

2012年10月23日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 東京都美術館で 来年の2013年1月4日まで開催している<メトロポリタン美術館展 大地、海、空-4000年の美への旅 西洋美術における自然>を見に行ったのだ



全部で 133点を展示していて 絵画だけでなく 彫刻や工芸 写真なども展示していたのだ


その中で ぼくが気になった作品をちょっと ご紹介するのだ

1番良かったのわ ゴッホ<糸杉>なのだ


ウネウネがすごくて べったりと絵具を塗っていて 立体的にも見える糸杉なのだ


ルノワールの描いた<浜辺の人物>も良かったのだ


全体的に優しい色合いで さわやかの初夏の浜辺を描いているような気がしたのだ


フランソワ・ポンポン<シロクマ>わ いいのだ


50センチくらいの大きさなのだ 載せた画像の方から見たら かわいくて ちょっとボッテっとしているんだけど 顔の方か見ると すごくスマートだったので そっちからも見てほしいのだ


デザインわ ルイス・コンフォート・ティファニーで ティファニー・スタジオで作られた <ハイビスカスとオウムの窓>も良かったのだ


オウムの青とも 緑とも言えぬ 羽の色がキレイなのだ


何点か 良かった作品わ あったんだけど 全体的に見ると ちょっと物足りないというか 消化不良な感じもあったのだ 

でも それわ ぼくが思ったことだし 見る人によって印象も違うと思うので 気になっている方わ ご覧になった方がいいと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京都美術館 <メトロポリタン美術館展 大地、海、空-4000年の美への旅 西洋美術における自然> 2013年1月4日(金)まで

http://www.tobikan.jp/museum/2012/metropolitan2012.html

公式サイト
http://met2012.jp/




展示構成

第1章 理想化された自然

1-1:アルカディア-古典的な風景

1-2:擬人化した自然


第2章 自然のなかの人々

2-1:聖人、英雄、自然のなかの人々

2-2:狩人、農民、羊飼い


第3章 動物たち

3-1:ライオン、馬、その他の動物

3-2:鳥


第4章 草花と庭


第5章 カメラが捉えた自然


第6章 大地と空

6-1:森へ

6-2:岩と山

6-3:空


第7章 水の世界

7-1:水の生物

7-2:海と水流


絵画54点、彫刻・工芸66点、写真13点、全133点が展示されていました。


気になった作品

9.レンブラント・ファン・レイン フローラ


春、花、愛の女神フローラが描かれているが、華やかな印象はなく、憂いをおびた表情をしている。フローラの顔は、亡くなった妻サスキアを理想化して描いているに、女神の表情がさえないのは、レンブラント自身の気持ちを表されているのでは?と思えた。


19.ティントレット(ヤコポ・ロブスティ) モーゼの発見

『主題は、モーゼの発見という聖書の物語を、ファラオ(王)の娘がモーゼに乳母をあてがう場面(乳母は実はモーゼの母親)を選び描いています。一般的ではに珍しい場面を描いたのは、パトロンの意向お反映させたのかもしれません。』と解説に書いてありました。


25.ピエール=オーギュスト・ルノワール 浜辺の人物


パステル調の淡く明るい色調で、この時期のルノワールの作品が1番好き。


48.ライオンの皿

50センチくらいのラスター彩陶の皿。ラスター彩陶は、もっと美しい光沢があったような気がする?この作品は、スペインのバレンシア(スペインの土の影響?)で作られたものだから、光沢が少ないかも?

絵柄は、ライオンというより、グリフォンといった感じに見えた。


52.フランソワ・ポンポン シロクマ


所蔵先は違うが、この作品を見るのは、2度目。体に比べ手足が、大きいからか、可愛く見える。


61.デザイン:ルイス・コンフォート・ティファニー 製造:ティファニー・スタジオ ハイビスカスとオウムの窓


ステンドグラスみたいな作品。色もキレイだが、オウムの羽の模様が素晴らしかった。正面から見ると分からないが、花びらなどは、立体的になっていて色の陰影を出していた。なので、横からも見てほしい。


64.一角獣のテーブルカーペット

一角獣(ユニコーン)と様々な果物の模様がおられているカーペットで、北ネーデルラントのもの。

解説の一部に、『中世の伝説によれば、処女だけが一角獣(ユニコーン)を手なずけることが出来るため、本作は結婚祝いとして、あるいは、聖母マリアへの敬意を表すために作られた可能性を示しています。』と書かれていました。


72.フェリクス・オベール アイリス


ジャポニスムの影響?すべてが日本的なデザインとなっている。これは、棉ビロードにプリントしたものだそうです。


94.フィンセント・ファン・ゴッホ 糸杉


ゴッホが入院した直後に描かれた作品で、糸杉を描いたというより、緑色の何かがとりついたかのように思える作品でした。

95.アンリ=エドモン・クロス 海辺の松の木


点描で描かれていて、てっきりシニャックの作品だと思った。


あと、ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーの描いた<ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む>も良かった。




ターナー絡みで言うと、来年の秋に東京都美術館で『ターナーの大回顧展』が開催されるそうですよ。

↓こちらが、チラシです。




私にとってですが、好みの展覧会では、なかったようです。

でも、良い作品も展示していましたし、MET(メット)の一部を体験できる展覧会だったと思います。来年の1月まで開催していますし、気になっている方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?


この後わ 新宿に移動して 小田急ハルクの地下1階にある<パスタカフェ スパッソ 新宿店>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ