ぼくらわ 国立新美術館で 12月23日まで開催している<リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝>を見に行ったのだ
絵画や 彫刻 工芸品などが 139点も展示していて 一部の展示にわ 宮殿で展示していろかのようだったのだ
その展示の中で ぼくが気になった作品を 数点ご紹介するのだ
1番良かったのわ 最後の方に展示していた フリードリヒ・フォン・アメリングが描いた<夢に浸って>なのだ
解説がなかったから よくわからないだけど この作品わ ぼくのハートを ズキュンと貫いたのだ
宮殿での展示を再現しているような『バロック・サロン』の展示空間わ すごく良かったのだ
しかも この展示空間用の作品リストも用意してあったのだ
ちなみに バロックの語源わ ポルトガル語の「ゆがんだ真珠」を意味する「barroco(バロッコ)」だと考えらるそうなのだ
ほぼ左右対称に展示されていたり 天井画も4点あったりして 展示空間が いい雰囲気だったのだ ただ この展示空間の雰囲気を楽しむために 作品名などが載ってなくて 番号のみで表していて みんな作品リストと照合しながら展示作品を見るので ちょっと渋滞になっちゃうのだ
でも 宮殿で見ている気分を味わえるのだ
これわ 『バロック・サロン』に展示していた アントニオ・ベルッチの天井画(4点のうちの2点 <絵画の寓意>・<音楽の寓意>)なのだ
寓意の意味わ ちょっと分からないけど ぼくらわ 洋画の天井画って 初めて見たのだ あと 画像わ ないけど<占星術の寓意>と <彫刻の寓意>もあったのだ
レンブラントの<キューピッドとしゃぼん玉>も良かったのだ
レンブラントの初期の作品で 光で照らされたキューピッドが しゃぼん玉を持っているのだ キューピッドわ かわいくて より子供っぽく見えるのだ この組み合わせわ 意味があるんだけど それわ えこうの感想で書いてあるのだ
ヴィジェ=ルブランが描いた<虹の女神イリスとしてのカロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人(旧姓マンデルシャイト女伯)>もいいのだ
侯妃が 空と舞う虹の女神として描かれていて 画面下の方にわ 雲に覆われているけど 虹も描かれているのだ この作品をずっと見てると 右手が 何かを指しているみたいで 気になるのだ
この展覧会わ ぼくらの好みの作品がいっぱいあって すごく楽しかったのだ まだ あと 2か月くらい会期があるので もう1度くらい見に行こうと思っているのだ 『バロック・サロン』の展示空間わ 良かったし 他の工芸品とかも すごかったのだ
ぼくの中でわ 年間ベスト10に入る オススメの展覧会だったと思うし 高知と 京都に巡回するみたいだし ちょっとでも気になっている人わ 絶対に見に行った方がいいと思うのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
国立新美術館 <リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝> 12月23日(日)まで
http://www.nact.jp/exhibition_special/2012/liechtenstein/index.html
公式サイト
http://www.asahi.com/event/liechtenstein2012-13/
展示構成
エントランス
・「夏の離宮」とフランチェスキーニの装飾画
・生きる喜びバロックの世界
バロック・サロン
リヒテンシュタイン侯爵家
名画サロン
・ルネサンス
・イタリア・バロック
・ルーベンス
・ルーベンスの「デキウス・ムス」連作
クンストーカンマー:美と技の部屋
名画サロン
・17世紀フランドル
・17世紀オランダ
・18世紀-新古典主義の芽生え
・ビーダーマイヤー
絵画、彫刻、工芸品など、139点もの名品が展示していました。
気になった作品
18.ラファエロ・サンティ 男の肖像
22.ルーカス・クラナッハ(父) 聖エウスタキウス
解説の一部には、『エウスタキウスはローマの将軍勇猛さで知られていましたが、ある日の狩りで、磔刑のキリストの十字架を角の間に乗せた牡鹿に出会い、キリスト教に改宗したと伝えられています。』書かれていました。
24.グイド・レーニ マグダラのマリア
グイド・レーニは、17世紀ボローニャ派の巨匠。左手に持物(アトリビュート)で、キリストの足に塗った香油の壺を持っている。背景が黒なので、マグダラのマリアがより美しく見え、上を向く表情がいい。
26.ジロラモ・フォラボスコ ゴリアテの首を持つダヴィデ
女性のような美しいダヴィデの顔立ちに印象が残る。
31.ヤン・ブリューゲル 若きトビアスのいる風景
天使の薦めで、トビアスが魚を取っている場面が描かれているのですが、正直、解説を読まないと画面右下に描かれた2人を見つけられなかったと思う。
33.ヤン・ブリューゲル2世 死の勝利
骸骨の集団がやりたい放題。人々はおびえたり、逃げたりしていて、おぞましい場面でした。この作品の意味は、なんだろう?
36.ペーテル・パウル・ルーベンス キリスト哀悼
十字架から降ろされれ、ベットに横たわるキリストに、聖母マリアをはじめ、様々な人が悲しむ姿で描かれている。他の人は、そうでもないのに、キリストの瞼を閉じようとしている聖母マリアの顔色は、生気を失っていて、灰色っぽくなっていた。
37.ペーテル・パウル・ルーベンス 果物籠を持つサテュロスと召使の娘
38.ペーテル・パウル・ルーベンス クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像
5歳の頃のルーベンスの長女、クララ・セレーナを描いたもので、この作品を描かれた7年後に、亡くなってしまったそうです。5歳の子どもなのに、上品すぎる感じ?がする。
39.ペーテル・パウル・ルーベンス マルス・とレア・シルヴィア
軍神マルスが、かまどの女神ヴェスタの神殿に仕える巫女のレア・シルヴィアに言い寄っている場面で、レア・シルヴィアは嫌がっているように見えるが、2人の間に描かれた、子供は、愛の神キューピッドなので、成功することを暗示しているそうです。
52.アンソニー・ヴァン・ダイク マリア・デ・タシスの肖像
モデルは、アントワープの上流市民の女性で19歳の頃のものだそうです。19歳のわりには、かなり大人っぽく見えるし、貴族のように思えた。
54.レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン キューピッドとしゃぼん玉
解説の一部ですが、『伝統的に生や現世のはかさなを象徴とされたしゃぼん玉を、レンブラントはここで愛の神キューピッドと結び付け愛のはかなさを暗示しました。』と書かれていました。
64.エリザベート・ヴィジェ=ルブラン 虹の女神イリスとしてのカロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人(旧姓マンデルシャイト女伯)
ウィーン滞在中に描かれたもので、ルブラン自身の回想によると、この絵が侯爵家に飾られたとき、一族の人々は侯妃が素足で描かれていることに大きなショックを受けたそうです。
66.フリードリヒ・フォン・アメリング 夢に浸って
68.フリードリヒ・フォン・アメリング マリ・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女 2歳の肖像
69.フランチャスコ・アイエツ 復讐の誓い
82.マルカントニオ・fゲランチェスキーニ 死せるアドニスの変身
死んだアドニスに、壺から水をかけられ、草花に変身する場面が描かれている。フランチェスキーニの描く女性は優美で見惚れてしまう。
83.マルカントニオ・フランチェスキーニ アポロンとディアナの誕生
生まれたばかりのアポロンとディアナが母とともに描かれ、ディアナの頭には三日月、アポロンの頭には、後光のような光が描かれていた。優しいまなざしで子を見ている母親が素晴らしい。1つ疑問に思ったのが、上空、雲の上に乗った女性(女神)は、誰なんだろう?
作品名を載せていない『バロック・サロン』の展示空間も、面白い試みでしたし、素晴らしい雰囲気でよかったですし、『名画ギャラリー』では、質の高い作品を展示していたと思います。
私好みの作品も多くて満喫出来ましたし、4時間以上かけてじっくり見ました。それだけ時間をかけてみたのですが、まだ見足りない気がするので、時間を作ってもう1~2回くらい見に行きたい。それくらい良くて、オススメの展覧会だと思います。
展示空間には、満足なのですが、ちょっと会場内が寒く感じたので、羽織るものがあったら、いいかも?
巡回情報
高知県立美術館 2013年1月5日(土)~3月7日(木)
京都市美術館 2013年3月19日(火)~6月9日(日)
この後わ 東京ミッドタウンの方にある<麺屋武蔵 虎嘯>でかなり遅いランチを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ