ぼくらわ 江戸東京博物館で 7月15日まで開催中の<ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡>を見に行ったのだ
70点くらいの江戸絵画の作品が展示していて ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ
1番最後に展示していた葛飾北斎が描いた<源頼政の鵺退治図>なのだ
鵺退治となっているけど 鵺わ 描かれていないのだ 描かれているのわ 弓を引く源頼政のみで 筋肉がモリモリで迫力があって カッコいいのだ
円山応挙が描いた<孔雀牡丹図>なのだ
孔雀の羽の緑から青にあるグラデーションがすごくキレイだったのだ
1番最初に展示していた 俵屋宗達が描いた<虎図>なのだ
ちょっと メタボチックなトラで 前脚を舐めるポーズが なんとも可愛いのだ
曽我蕭白が描いた<鉄拐仙人図>なのだ
鉄拐仙人わ 体から魂を抜け出る術を持っている仙人で その魂が抜け出る場面が描かれているのだ こんなこと思ったら 罰が当たっちゃいそうだけど 曽我蕭白の仙人わ ちょっと化け物じみていて 見ていて楽しいのだ
ファインバーグ・コレクションが まとまった形で里帰りするのわ 今回初めてのことだし 1番最後に展示していた 北斎の<源頼政の鵺退治図>わ 必見の価値のある作品だと思うのだ
ちなみに展示替えがあって 6月18日からわ 20点ほどが入れ替わるみたいなのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
江戸東京博物館 <ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡> 7月15日(月・祝)まで
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2013/05/index.html
公式サイト
http://edo-kiseki.jp/
作品リスト
http://edo-kiseki.jp/image/list.pdf
展示構成
琳派 日本美のふるさと
文人画 中国文化へのあこがれ
円山四条派 写実と装飾の融合
奇想派 大胆な発想と型破りな造形
浮世絵 都市生活の美化、理想化
展示替えを含めると約90点が展示予定で、私が見た前期では、約70点が展示していました。
気になった作品(※前期展示となっている作品は、6月16日まで展示)
1.俵屋宗達 虎図
愛嬌のあるトラ図、半身のみ描かれ、猫のような仕草が愛らしい。何となくですが、宗達の虎図は、このようなゆるい感じのものを多く見ている印象がある。
2.尾形光琳 白菊・雪蘆図団扇 (※前期展示)
双幅の掛け軸。白菊には、墨と胡粉で、雪蘆の雪は胡粉、蘆は金泥で描かれており、1つの団扇として使用するためだったようだ。雪蘆の方のみに、落款があり、こちらが表にあたるそうです。
4.深江蘆舟 秋草に瓜図 (※前期展示)
ジグザグした構図が心地よい。現在の夏から初秋にかけてのノウゼンカズラと、マクラウリが描かれているそうです。
9.酒井抱一 十二ヶ月花鳥図
十二幅の掛け軸で、その月にちなんだ植物と鳥や虫などが描かれ、ふた月ずつ対角線を意識した構図となっていた。枝垂桜の3月、紫陽花と立葵?の5月、ヘチマの6月、朝顔の7月などが特に良かった。
10.鈴木其一 群鶴図屏風
左隻
右隻
二曲一双の屏風。ツルを近づいてみてみると、のっぺりとした感じで塗られていた。
12.池田弧邨 雷神・暴れ馬図
双幅の掛け軸。雷神と、雷神におどろく馬が描かれており、馬をおさえようとする子供が大変そうで面白い。雷神が右幅の上、馬と子が左幅の下に描かれ、対極の位置に描かれていた。
19.池大雅 雪竹図 (※前期展示)
雪が積もり、風に耐える竹のしなりが印象に残る。背景には、うっすらと青が塗られており、寒空を表しているようです。
39.谷文晁 秋夜名月図
満月は、周りを薄墨で塗り表す「外隈」で描かれ、美しい情景となっている。この作品の落款印(ハンコ)は、かなり大きいのが気になってしまう。横幅170cmくらいの掛け軸なのに、落款印(ハンコ)は、30cmくらいあった。
44.円山応挙 孔雀牡丹図
奥にある牡丹の花などを薄い色彩で描いていて、孔雀の尾羽などを際立たせるように描いた感じがした。
47.円山応挙 鯉亀図風炉先屏風
左隻
右隻
解説の一部には、こう書かれています。
『屏風の裏には、絹本で水紋が描かれ、裏表がいわゆる「太鼓張」になっているため、後ろから、うっすらとひかりをあてるとそれが表の絵に透けて見える仕掛けとなっている。』
二曲一隻の屏風で、うっすらと水紋と見えるから、面白くてずっと見ていると、ちょっと目が疲れてくる感じがした・・・・。
50.森祖仙 滝に松樹遊猿図 ※画像は、左幅のみ
双幅の掛け軸。左幅のみに、遊んでいるサルたちを描き、右幅は、滝を描いていた。サルの毛並は、刷毛で描いているそうです。
59.伊藤若冲 菊図
三幅対で展示だが、中央の菊は、日本の個人コレクターのもので、特別に展示させてもらったそうです。
60.伊藤若冲 松図
61.葛蛇玉 鯉図
風で流れてきた花びらを鯉が食べようとしているみたいに見える。
62.曽我蕭白 鉄拐仙人図
解説には、こう書かれています。
『体から魂が抜け出る仙術を持つ、中国の道教の代表的な仙人の1人。足が不自由な屍を借りてよみがえったとされ、杖を持っている。しかし、口から吹き出す白煙の中には小さく描かれた人の魂は、杖を片手に健康な足で走っているように見えて面白い。』
この作品のポストカードがなかったのは、残念でした。
89.葛飾北斎 源頼政の鵺退治図
解説には、こう書かれています。
『平安時代末期の武将頼政が、黒雲で空を覆って現れる怪物鵺(ぬえ)を退治したという説話による。鵺を描かずに、赤い二条の光戦でその存在を示し、筋骨隆々たる頼政が体をよじって弓を引き絞る図は、北斎ならではの劇的な画面作りだ。北斎晩年の傑作である。』
琳派、文人画、四条円山派、奇想の絵師、浮世絵など様々なジャンルの作品が展示されいたので、江戸絵画が好きならば、見に行った方がいい展覧会だったと思います。
北斎、応挙、蕭白、葛蛇玉の作品などは、素晴らしいと思いましたし、オススメですよ。
巡回情報
MIHO MUSEUM 7月20日(土)~8月18日(日)
鳥取市県立博物館 10月5日(土)~11月10日(日)
この後わ 東京駅に移動して 八重洲口の東京ラーメンストリート内にある<麺処 ほん田 東京駅一番街店>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ