森林公園で去年の秋に見つけた蝶の楽園(勝手にそう言っている)、今の季節もいるのだろうか? もし、春にもたくさん飛んでくるなら、いいのだが。
と思って、その場所から一番遠い門からひたすらテクテク、野越え山越え、、、行ったのですが、ダメでした。まったく飛んでいませんでした。
春には別の場所に行くのだろうか?
ま、歩けたからいいか、と素直に帰ることにした。
門の手前のベンチで、カメラをリュックにしまおうとしたところ、茶色の大き目の蝶が、ヒラヒラ飛んできた。
大きいな! なんだろう? とカメラに目を移したら見失ってしまった。
いくら探しても見当たらないので、何処かに飛んで行ったかとあきらめかけたとき、地面から枯葉の様な茶色の物体が舞い上がった。
前方の木立の中で止まったようなので、行ってみると、おとなしくとまっている。暗かったので大丈夫かなと思ったのですが、なんとか見れるのが撮れました。
家に帰って山と渓谷社の野外ハンドブック・蝶で調べてみた。
けれど、良くわからない。
この本は、里、雑木林、高原、落葉樹林、高山、照葉樹林、南の島々に分かれて掲載されている。
名古屋市と尾張旭市にまたがる森林公園ですから、里、雑木林、落葉樹林、照葉樹林、と調べてみたけれど、どうもそれらしいのがない。
この写真だと、羽が傷んでいるのでそれでわからないのかなとも思うが、仕方がない。すべての項目をしらみつぶしに見てみた。
そしたら、斑点と茶色の筋の位置関係がそっくりな蝶が見つかった。
クロコノマチョウ。
でも、説明によると、「南国の夏は暑い」から始まる高知県が撮影地のようで、本当にこれなのか?
とWEBで調べると、同じ愛知県岡崎市の湿地で撮影された写真を見つけることが出来た。
どうやら、クロコノマチョウで間違いないようです。
それにしても、日本中暖かくなっているのか?
夏になると頻繁に現れるツマグロヒョウモンなど、数年前は見られなかった南の蝶のようですし。
明日の名古屋は、28度を越えるそうな。
撮影 4月21日 森林公園