ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

うわっ 雑煮にあん餅が入ってる・・

2018-01-03 | みんなの花図鑑

香川の郷土料理で、あんもち雑煮と言うそうです。ひと事みたいに書いていますが、私は香川人です。でも あんもち雑煮を初めて食べたのは大人になってからで、あまり馴染みがありません。

こんな風なもの

借りてきた写真なのでURL http://colocal.jp/news/64098.html

白味噌のだし汁に、野菜と粒あんの丸餅。
奇妙な組み合わせ... このお雑煮を香川では多くの人が正月に食べるらしい。自分自身で食べてみた感想は、白味噌の塩辛さと餡子が意外に合っていて美味い。う〜ん... 誰が最初に思い付いたんだろう。


土器川河口付近、今日の昼。中央左上に見える丘に丸亀城があるんですけど、完全逆光で真っ黒に。

私自身は正月の雑煮といえば、すまし汁に野菜に普通の白餅が入ったもの... を食べて来ました。親がそんな風に作ってくれたから。でもこのごろは、餅を食べることも余りなくなってきたな〜


風になびくオリーブと青空

なぜ正月にお餅を食べるのか? 是非知りたかったのでかなり調べましたが、分かりませんでした。我が国でこの慣習が定着した理由は、多分どんな学者も分からない(仮説、推測なら何とでも言えるけど)、と思いました。解ってるなら出てくるはずですから。


難を転じて福と為す、難転です いや、南天か。  今の時期、外に花がありません・・


こればっかり目に入る  パンジーか.. ビオラ..


うるち米(普通のご飯ですね)と餅米の違いは、アミロースの含有量によります。アミロースがほぼ無いか、まったく無い米が餅米で、蒸してつくとお餅になります(アミロースに付いては調べてみて下さい)。


カネノナルキに蕾が出てました



餅を食べるのは正月だけではなく、桃の節句に 菱餅、端午の節句に 柏餅など、節目ふしめの日に食べます。
ハレとケ。ご存知ですか。ハレは「ハレの日」 ケは、普通の日。ケが「日常」でハレは「非日常」 、、その特別な日に餅を食べる。だから何故?




山茶花はまだ咲いてます




日本鏡餅組合という団体は、お正月と餅の関係を平安時代から続く宮中行事「歯固めの儀」と関連付けて説明しています。この日は中々噛み切れない餅や、コンブなど硬い食物を食べて長寿を祈る儀式をやるのだとか。それが民間に広まって行ったのだと。でも牽強付会(こじつけ)ぽいな。宮中って、皇室ですよ。その中の行事がどうやって世間に広まるのでしょう。大昔は情報化社会ではありません。


マサキの実ですね? マユミと間違えそうだ。これは殻が白くなってました。



ハレの日はいろいろありますが、お正月は誰にでも訪れる典型的なハレの日。雑煮を食べる由来は、野菜などをまず神様(この場合は 『年神』 様)にお供えして、そして正月にそれをおろして食べることで、年神様の力をいただくことです。その年を平穏に暮らしていくためにね。で、餅は? 雑煮は雑煮であって必ずしも餅を入れる必要はないんですけど。 長く伸びるから、長寿を連想させる? 切れにくいということは子々孫々の存続も連想?
そんな安直な説明で私を納得させられると思ったら大間違いだぞ・・って、威張る必要はない。

ま、あるものをあるがままに受け入れることも大事ですね。お正月にお餅、そして香川人はあんもち雑煮。それで何も問題ありません。ただくれぐれも、ノドに詰まらせたりしないように気をつけましょう。。



多度津町を流れる桜川です