9月に「最近の話題」という題で投稿しているので、今回は②としました。
写真はすべて今日(11/24)の午後、 坂出の市立図書館とその周辺で撮りました。
ムラサキゴテン 図書館の花壇。この時間はまだ日が高かった。
話題と言えば、今日(11月24日)の未明に2025年 大阪万博の開催が決定しました。新聞の号外が出たり大阪府知事が会見したり、大騒ぎだったようです。大阪と言えば1970年に、、と そんなに遡らなくても1990年にいわゆる花博(花の万博)がありました。 .. 知らなかったのですが、万博には二つの区分があり、今は「登録博」と「認定博」に分けられていて、登録博の方が規模が大きいようです。花博は「認定博」(当時の区分名は特別博)でした。
若い人は知らないけど未だに多くの日本人が思い出すのは、1970年の大阪万博。これは今で言う登録博です(当時の言い方では 一般博)。
イヌホオズキ 図書館 敷地内で勝手に咲いてました
花の万博も国際博覧会には違いないけど、テーマが絞られる認定博というわけで、今回の2025年大阪万博決定は55年ぶりの「本当の万博」が日本に、また大阪に来る!って皆さん喜んでるんですね。そうですか。.... 私は、税金食うんだろうなぁって感想もってます。アゼルバイジャンで良かったじゃん、とかオ○ジギャグふうに。
相変わらず木の写真がパッとしない イチョウ
ハギが今頃咲いてましたよ。 枝垂れてたから(下の写真)ミヤギノハギか、でも葉が丸かったからマルバハギか、でもマルバハギは枝垂れないというから葉の丸いミヤギノハギか、と悩みました。葉の丸いミヤギノハギはないのならヤマハギだな。図書館敷地内にヤマハギというのも変な気がするけど。1.5〜2メートルくらいの木で黄葉していて、その中から緑の葉の枝が数本出ていました。
普通、今の時期にハギは咲かない。返り咲きか、狂い咲きかな。
さて、つい最近大きな事件がありました。日産のカルロス・ゴーン(前)会長が有価証券報告書の虚偽記載容疑で逮捕されました。これはかなりビックリしましたね。しかもその3日後に、臨時取締役会にてゴーン氏は会長職を解任されました。手ぎわが良いというのかシナリオ通りというのか、日産、やっちゃってます。
この事案はとても興味深かったので、情報を沢山仕入れました。そのすべてを書こうとしたら朝までかかりそうなので、かいつまんで記しますね。
外に出て花探し歩き。バラ🌹があったから撮りました。
20年前、日産はどん底にいました。売り上げが伸びず借金がかさみ、政府からも銀行からも見放されて倒産寸前でした。そこへ手を差し伸べたのが、フランスの自動車大手ルノーでした。1999年に日産へ6430億円を出資し、当時ルノーの副社長だったカルロス・ゴーンを送り込んで会社の再建に取り掛かりました。
日産のCEO(最高経営責任者)に就いたゴーンは経営手腕(強引なコストカット、人員削減を含め)を発揮し、比較的短期間で日産をV字回復させたことは記憶に新しいですよね。
でも約20年、トップに君臨し続けたのはなあ〜 ・・ この間に、ルノーと日産の企業としての力関係が逆転してしまいました。
ジャノメエリカ、まだほとんど蕾ばかり、たった一輪咲いていたのをマクロで撮影。
経営の上ではルノーがまだ日産より上にいます。日産株を43.4% 保有し、議決権も持っています。一方日産はルノーの株を15%持つものの議決権がありません。声高には言っていませんが日産はルノーの連結子会社です。業績で上回っていても資本関係では未だ下位にいます。 毎年高額の配当金をルノーに支払う必要があります。また自社で開発した技術をルノーに持って行かれます。
世界展開、売り上げ、株式時価総額の面で、ルノーはもはや日産の敵ではありません。ルノーはこの20年、自動車のヒットもなく、フランス国内で地味に展開する「弱い企業」になってしまいました。いわば日産からの配当金頼みの自動車会社です。
キク 民家の花鉢
しかしそれでもルノーは、フランス政府が筆頭株主の「国策会社」。フランス政府は、ルノーの会長兼CEO(今も)でもあるカルロス・ゴーンを通じてルノー・日産の合併を急かしました。初めは乗り気でなかったゴーンがある事情(長くなるので省略)から合併へ動く気配を見せるようになりました。
日産としてはたまりません。さっさとルノーから離れたいのに合併とは。しかし、依然として43%の株をルノーに握られている。経営に口を出される、金と技術も取られる...
ノブドウ。民家の塀から伸びてきてました。
この実の色は虫が寄生しているから、、と説明されますが、そうではなくノブドウの実の元々の色、とする説もあり、どうなんだろうと思って一粒だけ頂いて(スミマセン)、割ってみました。必死でよ〜く見ましたが、タネが2つあるだけで、虫はいませんでした。
ゴーンがどこまで日産の「カネ」を私物化していたのかは、まだ分かりません。捜査中です。これは日産社員からの内部告発で明らかになったものです。 そもそも有価証券報告書はその企業の今の状態 状況を国に示す為に提出するもので、ゴーンが書くなんてことはあり得ません。ただ指示があったとすれば、罪に問われます。
これは道端花壇のムラサキゴテン
今 ゴーンの悪事が毎日のように報道されていますが、検察からのメディアへのリークで、毎度のことです。 ゴーンの金使いなんて最早どうでもいいことです。
もうフランス政府もルノーも、ゴーンについては見切っていると思います。
仏政府もルノーも、今後いかに日産を手下に置き続けるか、模索しているはずです。株の買い増しで日産株50%以上を保有し、支配力の更なる強化を狙うのか、対して、ルノーから離れたい日産は、ルノー株をあと10%増やして25%保有とし、ルノーの日産への議決権を消滅させる方策を探るのか、興味深いところです。
写真が足りない (> <)。
適当に撮った... 何か判らない木の実。 クロガネモチじゃないしなあ。ソヨゴ? .. 違うかな
やはりこの数日で頭に入れたことの半分も書けませんでした。ま、花ブログだしな。
.. 欧州メディアから『これはクーデター』との論評がかまびすしいですが、私もそう思いますよ、今の日産にとってルノーは重荷でしかないのですから。東京地検特捜部による『国策捜査』という批判も聞きますが、これもその通り「国策捜査」だと思います。
花や植物と関係ないことを また今回も長々とやってしまいました。読んで下さった方がいれば?お疲れさせたことをお詫びします。