宮沢賢治ユーモア童話選
はじめに で、
『賢治の作品に興味を持って読もうとする人は多いのだが(中略)読みにくいし読んでも何のことかわからなかったと言う人もある。そこで本書は作品の本文を区切ってコメントを挿入した。(中略)作品の途中に入れたコメントを煩わしいと感じる方もおられると想像されるが1つの試みとしてご容赦いただきたい』と、ある。
たしかに、煩わしく思いそうになったけど、前置きがあったから、だいじょうV。
さらには、話によっては、あった方が理解のたすけになったりもした。
まずまず、新しい試みで、良いと思う。コレを読んで、また、解説がないものも読めばよいのだ。
さて、ユーモア童話選と銘打ってあり、『はじめに』にもそのように書いてあるけど、
第一章 動物と自然界の物語
はとても、ユーモアとは言えないな。と思った。ユニークではあるけれど。なんというかね、スッキリしないお話が多いです。残酷で非情な生物界の話。でも、普遍の美しい自然がある。のとを、対比させてるのかなー。とにかか、ユーモアとは思わなかったです。
第二章 山男と妖怪伝説
第三章 人間たちの話
は、おもしろかった。ユーモラスだと思った。
第四章は銀河鉄道の夜
知らない話が多かったです。
銀河鉄道の夜は何度も読んでるけど、解説付きだったので、新しい気持ちで読むことができてよかったです。
賢治の童話を読むのと、
またこの本を読むのとでは
たぶんちょっと趣が違くて、
面白くてよいと思いますネ。
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