障害のある人に強制的に不妊治療をさせていたのは、よろしくないよねぇ。と、思うよねぇ。うむー。
だがしかし、
知的障害のある人の、妊娠・育児の問題は、見過ごしてはいけないものでもある、と、思うのだった。
自由にさせては、困る事がある。
見境いのない、性交渉と妊娠。
性交渉によって妊娠する事も知らず、妊娠を避ける術も知らず、出産の大変さにも、育児の大変さにも思い至らないまま、妊娠・出産をしてしまう女性たち。
経済力のないまま出産し、困窮する。
育児力も無く、虐待が生まれる。
そんな中でまた、第二子を身ごもったりする。
知的障害がある事で、暴力団に利用される事もあるようです。あぁ、具体的には忘れてしまったけれど、10年くらい前に、保護施設でそんな話を聞きました。こんな田舎でもそんな事があるのか、と、ショックだった。
そりゃあ、障害を持っているからといって、他者が強制的に不妊治療をさせるのは問題だと思うんだけど、
でも、何かしら、対策がなきゃいけないんだろうと思う。
障害にも、色々あるから、全ての人によって当てはまるわけでは無いけれども、
でも、一部の人には、やはり、誰かの助けが無くてはいけないんだろうと思う。
きちんと見守ってあげる体制があればいいと思う。悪用する人がいなければいいと思う。
放って置かれなければ、悲しい事件は起こらないんだろうと思う。
でも、今はまだ、そういう体制ができてないね。
そういう体制ができてないから、強制的な不妊治療が必要だと思っているわけでは無いよ。
なぁんか、問題にするのが難しい問題だと思うんだけど、こういうニュースを取り上げられている今、
知的障害者の妊娠・出産・育児に於ける問題点を、きちんと考えるチャンスだと思うんだけどなぁ。
でも、このニュースと共に、そんな話題をだすと、「優生保護法に賛成って事か!」と誤解を受けそうな気もするねぇ。
子ども達の療育・教育に関わっている大人たちは、この問題が結構ある事を、もちろん知っていて、(もちろん、知的障害を持ちながらも、立派に子育てしている例もいっぱい知っていて)
どういう思いで、このニュースを見ているんだろう、と思うのであった。
そんな子どもに関わっている大人たち、いっぱいいると思うんだけどな。