SIGMA170-500m APO DGの追加レポ～

　え～あんまり描写の良くないレンズとあまりにもバッサリ斬り捨ててしまったとちょっと反省してもう少し検証してみることにしました。とにかく500mmで開放f値が6.3ととっても暗いわけです。しかしSIGMAのこの手の望遠ズームはf8かf9まで絞らないと使えないってのがありまして当たり前のように絞ってました。で手持ち撮影をしているのですからどうしてもISO値も800あたりと高くなってしまってます。そこで今日は手ぶれも覚悟して低ISO値、浅い絞りで撮影してみました。面目躍如となりますか。。。



諏訪通りに赤いバラが咲いていました。焦点距離249mm、ISO値100の開放6.3での描写です。これもヒストグラム上適正露出で撮影したものを現像時にマイナス補正しています。今日の現像は色味、コントラスト共に強調してますがシャープネスはなしです。赤い花はマイナス補正で撮影するのが基本ですね。しかしここでも見られた結果は、暗い時に使えないレンズなのに明るすぎても苦手だということ。コントラストはやたら低下してしまいます。



焦点距離500mm、これも同じくISO値100の開放6.3での描写です。しかしこいつはなかなかいけてませんか？光線の向きでしょうか量でしょうか、ぴったりの時にはなかなかいい仕事をするのかもしれません。



焦点距離500mm、ISO値200の1/3段絞って7.1での描写です。モンシロチョウの撮影はどのレンズも難しいのですが、特に苦手のようです。それは光線が若干強いからでしょうか。やはり撮影時に思い切ってマイナス補正しておく必要がありそうです。黒がもう少ししっかり出ればいいんですけどねぇ・・・。



珍しくワイド端170mm、ISO値200のf7.1です。これは評価を少し変えなければいけません。ワイド端では非常にシャープでクッキリ写ってます。調子は現像でかなり悪あがきしました。やはりハイライト部の階調が乏しいのです。ヒストグラム上では適正露出でも実際写真を見ると白とびしてるかのようです。ですからこれも現像時に思い切ってマイナス補正してあります。でも髭などとてもシャープに解像しておりそこは評価したいです。でも170mmの撮影ならなにもこんな重いレンズ持たなくてもってことになりますよね^^;



焦点距離328mm、ISO値200のf7.1です。白黒のニャンコはこのレンズの弱点を曝け出すにはいいかもしれません。見たまんま日陰での撮影ですが、この状態は暗すぎるようです。良さが出てきません。とにかく良い描写をするレンジが狭いです。

最後はお待たせしちゃってる野鳥さんの写真です。深度が浅いので撮影は困難を極めました;;

シジュウカラ


ウグイス


ムクドリ

EOS KissD/SIGMA170-500mm APO DG（7枚目トリミング）