前の家は、小さいながらも庭があり、8ワンコが夫々庭に出て遊んでいた。
しかし、この大都会であれだけの土地を確保できる訳もなく、私のような下層国民には、家を建てるだけで精いっぱいの土地しか買えなかった。
なので、自宅に庭が無い
そこで、息子が知恵を絞って、資材置き場の上に、遊び場を作ってくれた。階段を作るようなテクは無く、錦帯橋が真っ直ぐになったようなスロープだった。そこへ足をかけて上がるのである。
僅か6畳位だけれど、ワンコにとって、唯一日向ぼっこの出来る場所であった。
フクもそのスロープを上手に上がって、まったりしていたものだ。
しかし、木の板は、経年劣化する、錦帯橋の足のひっかかる所みたいに立派じゃないので、次第にすり減ってきて、最近は、どうかすると、滑りそうになるのである。
そこで、一大決心をして、いつもリフォームをお願いしているおっちゃんに「犬の体に負担にならない階段を作って頂けないだろうか?」と相談すると、相手も「犬でっか・・・・うーむ」とかなり悩んで悩んで、漸く完成したのだ。
すご!日本の家屋の階段って、どうしても、急勾配になるけれど、おっちゃんは精一杯ゆるやかにしてくれたのだった。
これなら、フクも楽に上がれるわと、家族一同オオヨロコビしたのが一昨日だったか?
昨日は、私は外出していた。いつもなら、帰宅すると、きゃんきゃんと五月蠅く、そこら辺を走り回って、大騒ぎするフクが、「わん!」も「きゃん!」もお出迎えも無いのだ。
娘に「フクどうしたの?えらい元気無いやんか?」と問うと、
「実はな・・・」と語り出した。
いつものようにスロープを上がって、ワンワンパークでまったりしようとしたら、スロープが階段になっていた。取りあえず上がるには上がったのだけれど、下りる時が、怖いようで、そろそろと下りていったとか。
で、足を踏み外して?2~3段から落ちた・・・・で、「キャ~ンて言うて、びっこ引き始めてん」だって。
どれどれ、おかしゃんがチェックしましょうねと前足を触ろうとすると、イヤイヤと引っ込める。
いつも元気印のフクなのに、しょんぼりしている。
夕方迄待って、念のために病院へ。
フクの次は、キュンキュンないているチワワちゃんだった。この子も足を痛めたそうだ。
真っ先に診察してもらったけど、先生が歩かせてみたら、ちょっとビッコを引いているけれど、折れてはいない。
折れてたら、歩く事さえ嫌がるとの事だった。
2,3日様子を見る事、それでも尚ビッコを引くようだったら、もう一度来院して下さいとの事だった。
娘一人で行ったので、支払をする為にフクを抱っこしていたら、チワワの飼い主さん二人が、ヒソヒソと
「ねえねえ、あの子可愛いわね」と言っていたとか(でへへ
頭が娘よりでかいけど、可愛いのは可愛いのだ。足のチェックして、ノミダニの薬もらって、無保険なので、大枚を払って、帰宅。
夕食も、普段だったら、1分もかからずに食べるのに、2分以上かかり、ついでに食べ終わったら、息子の所に行って、抱っこをせがむのである。
娘と私でかわるがわるに「おお、よちよち、痛いのね。可哀そうに」と言うと、息子は「甘やかしすぎや!」と怒る。
でも、あんなにしょんぼりしているのだもの、可哀そうやんか。
そろそろお部屋に戻って寝ましょうと言うと、息子はフクを床にそっと降ろした。なんや、あんたも心配しているやんかと、ちょっと笑ってしまったのも束の間、またフクが「キャ~ン!」と泣く。
ええええええ!!!大丈夫?とびっくりして振り返ると、「ポケットのスマホがフクの背中に落ちた」んだって
昨晩は、ぐすぐす泣きながら、私のベッドへ潜りこみ、私が寝てしまった午前零時、娘の部屋に行って
「お母ちゃん寝たんで、ボクチンここで、おねーちゃんに撫で撫でして欲しいでつ」と言って、ローベッドなのに、「つきましては、この段差が上がれないでつ」と娘に抱っこしてもらい、娘の枕を占領して寝たんだって!
今日もまだビッコを引いているので、お散歩無し。
いつも「八艘飛び」みたいにソファからソファを飛び回っている奴が、しょぼんとしているのを見ると、やはり犬も子供も「元気で健康が一番だ」としみじみ思うのである。
しかし、この大都会であれだけの土地を確保できる訳もなく、私のような下層国民には、家を建てるだけで精いっぱいの土地しか買えなかった。
なので、自宅に庭が無い
そこで、息子が知恵を絞って、資材置き場の上に、遊び場を作ってくれた。階段を作るようなテクは無く、錦帯橋が真っ直ぐになったようなスロープだった。そこへ足をかけて上がるのである。
僅か6畳位だけれど、ワンコにとって、唯一日向ぼっこの出来る場所であった。
フクもそのスロープを上手に上がって、まったりしていたものだ。
しかし、木の板は、経年劣化する、錦帯橋の足のひっかかる所みたいに立派じゃないので、次第にすり減ってきて、最近は、どうかすると、滑りそうになるのである。
そこで、一大決心をして、いつもリフォームをお願いしているおっちゃんに「犬の体に負担にならない階段を作って頂けないだろうか?」と相談すると、相手も「犬でっか・・・・うーむ」とかなり悩んで悩んで、漸く完成したのだ。
すご!日本の家屋の階段って、どうしても、急勾配になるけれど、おっちゃんは精一杯ゆるやかにしてくれたのだった。
これなら、フクも楽に上がれるわと、家族一同オオヨロコビしたのが一昨日だったか?
昨日は、私は外出していた。いつもなら、帰宅すると、きゃんきゃんと五月蠅く、そこら辺を走り回って、大騒ぎするフクが、「わん!」も「きゃん!」もお出迎えも無いのだ。
娘に「フクどうしたの?えらい元気無いやんか?」と問うと、
「実はな・・・」と語り出した。
いつものようにスロープを上がって、ワンワンパークでまったりしようとしたら、スロープが階段になっていた。取りあえず上がるには上がったのだけれど、下りる時が、怖いようで、そろそろと下りていったとか。
で、足を踏み外して?2~3段から落ちた・・・・で、「キャ~ンて言うて、びっこ引き始めてん」だって。
どれどれ、おかしゃんがチェックしましょうねと前足を触ろうとすると、イヤイヤと引っ込める。
いつも元気印のフクなのに、しょんぼりしている。
夕方迄待って、念のために病院へ。
フクの次は、キュンキュンないているチワワちゃんだった。この子も足を痛めたそうだ。
真っ先に診察してもらったけど、先生が歩かせてみたら、ちょっとビッコを引いているけれど、折れてはいない。
折れてたら、歩く事さえ嫌がるとの事だった。
2,3日様子を見る事、それでも尚ビッコを引くようだったら、もう一度来院して下さいとの事だった。
娘一人で行ったので、支払をする為にフクを抱っこしていたら、チワワの飼い主さん二人が、ヒソヒソと
「ねえねえ、あの子可愛いわね」と言っていたとか(でへへ
頭が娘よりでかいけど、可愛いのは可愛いのだ。足のチェックして、ノミダニの薬もらって、無保険なので、大枚を払って、帰宅。
夕食も、普段だったら、1分もかからずに食べるのに、2分以上かかり、ついでに食べ終わったら、息子の所に行って、抱っこをせがむのである。
娘と私でかわるがわるに「おお、よちよち、痛いのね。可哀そうに」と言うと、息子は「甘やかしすぎや!」と怒る。
でも、あんなにしょんぼりしているのだもの、可哀そうやんか。
そろそろお部屋に戻って寝ましょうと言うと、息子はフクを床にそっと降ろした。なんや、あんたも心配しているやんかと、ちょっと笑ってしまったのも束の間、またフクが「キャ~ン!」と泣く。
ええええええ!!!大丈夫?とびっくりして振り返ると、「ポケットのスマホがフクの背中に落ちた」んだって
昨晩は、ぐすぐす泣きながら、私のベッドへ潜りこみ、私が寝てしまった午前零時、娘の部屋に行って
「お母ちゃん寝たんで、ボクチンここで、おねーちゃんに撫で撫でして欲しいでつ」と言って、ローベッドなのに、「つきましては、この段差が上がれないでつ」と娘に抱っこしてもらい、娘の枕を占領して寝たんだって!
今日もまだビッコを引いているので、お散歩無し。
いつも「八艘飛び」みたいにソファからソファを飛び回っている奴が、しょぼんとしているのを見ると、やはり犬も子供も「元気で健康が一番だ」としみじみ思うのである。