だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

初受診

2020年01月06日 | 日々の暮らし
もうね、お顔の状態はすっかり元通りになったので、本当なら昨年で総合病院に通うのは「終わり」の筈だったんですけど。

前回(12月)の血液検査の値が悪いとかで、来年もう一度おいで、ついでに血液検査しようねと言われちゃいました。


前々回「ALP基準値0-30なのに、39」

「LDH95-215なのに、305」

「ALP125-295なのに、453」

「総コレステロール150-220なのに、515」

とまあ、一つ一つの意味はよう分かりませんが、先生は肝臓が悲鳴を上げているので、来年早々もう一度血液検査をせい!とのお達しで・・・

最早皮膚科の先生じゃなくて、内科の先生になっちゃってますよ。

先生には言いませんでしたけど(だって、これ以上薬が増えるの嫌なんだもの)血圧だって160と理想身長付近を行ったり来たりしてるし、年取れば、経年劣化で、そう美しい平均値にゃなりませんって。


なんて思いながら、先生がパソコンを叩いておられるのを、ぼんやりと見ていました。


すると、院内の電話が鳴り、看護師さんが、受話器を押えて、

「先生、85歳の精神科の患者さんが、今転倒して怪我をされたので、すぐ来て欲しいそうです!」

先生、慌てず騒がず、

「で、骨折してるの?」

「骨折は?・・・・あ、もしもし、骨折は?、、、はい分かりました。骨折は無いそうです」

「あ・・・そ・・・・」


ええええ、先生そんな悠長に構えていいのですか?私は、急ぎませんので、すぐ行かれた方がいいのとちゃいますか・・・と内心思うけど、イラン事言わせない先生の風格に、ただ黙って、上目使いで先生を見ているばかりでした。


転倒した患者さんで、85歳、痛かったやろな、でも、総合病院だもの、先生がすぐ駆けつけてくれると思ってるだろうな。

先生、早よ、行ったげて~~~。

でも、先生、私の検査結果を見ながら、いつものように、丁寧に説明して下さるだけで

「あ、ちょっと見てくるから、待っててね」ともおっしゃらない。


私は転倒された患者さんの事が気になって、先生の話もロクに頭に入って来やしまへん。ええええ、せんせ~、早く行かないとと思っていた頃

「はい、じゃあね、肝臓の値もちょっとマシやけど、うーむ・・・・も一回来るっか?」とおっとりとおっしゃる。


え、ええ、べちゅに来たくない訳じゃないですから、来ますけど、転倒した患者さんは・・・・と思いつつ、次の予約を貰った。


診察室を出て、外のベンチに腰かけていると、隣に、ドサッと腰かけたおじいさん。

顔中血だらけ!あああ!転倒されたおじいちゃんなのだわ。いくら待っても医者が来ないから病室から降りて来られたんだわ。

でもな、想像だけど、これは「つまずいて、倒れて、手が出なかったので、顔で受けたクチ」やな。これは医者じゃなくても赤チンで治るなあと私でも分かった。

しかし、付き添いでいらした奥様は、私にぺこぺことお辞儀をされて、苦笑いをされている。


きっと「典型的な亭主関白」なんだろうな。

俺が怪我をしたんだから、医者は即座に駆け付けなアカンヤないかい!と思っておられるのだろうな。

所謂「がんこジジイ」?


奥様、せめて、お顔拭いてあげてから、おいでませ(^_^;) ただの擦り傷ですって、子供だったら「痛いの痛いの飛んでけ」で済むんですけどね。


85歳に、私はよう言いませんわ~~