だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

違いが分からない私

2020年01月17日 | 日々の暮らし
朝、ぼーっと起きて、リビングに行く。

娘はもう洗濯機を回していて、息子は仕事へ出た後。

最近は、「男子も家事をすべし」じゃないけど、自分の朝食は自分で用意することと
何となくルール化してきたので、どれどれと冷蔵庫を覗いてみる。

買い物は、殆ど娘なので、冷蔵庫に何があるか、私には良くわからない。

いつもは、朝は「パンにコーヒー派」なんだけど、卵入れに、茶色の美味しそうな
卵が並んでいたので、

「を、今日は納豆ごはんにしよっかな~」とご飯をよそい、ルンルンで卵を取りだし、
割ると・・・・「ゆで卵」やった

「オネーチャン、ゆで卵と生卵の区別がつかへんで」とクレームを入れたら、

むっとした顔で「わかった・・・」と一言。

この日の朝ご飯は、納豆卵ごはんとゆで卵である。卵なんて、毎日1個以上食べたら死ぬと
脅かされていた幼い頃。

それは、単に卵が高価で買えなかったので、そう言うと、子供は親の言う事は絶対だから、

どぎまぎして、一個以上は食べなかったのだ。

それは、私が上阪して、結婚してからも続く。余程親の言うセリフがおどろおどろしかったんだろうな。

ある時、夫が高価な肉を買ってきて「すき焼きしよう」と言うので、野菜を買いに走った。

夫は普通に卵を割って、すき焼きを食べた。そりゃ~んまいすき焼きであった。

こんな時大阪人は「今日は『ええ風が吹いた』から、フンパツした」と言う。

ありがたや、ありがたやと食べていて、夫が二つ目の卵を入れようとしたので、

新婚のワタクシは、「今この人が死んだら、私は二度とスキヤキが食べられなくなる!」と仰天し、

「あの・・・卵は一個にしないと、二個食べると死ぬって、昔から言われてるんですよ」と言ったら、

ぎょっとした顔で私をみつめ、からからと笑って、

「そんなん、迷信やで、お前も二個目食べてみ」と言われて、オソルオソル食べた卵の美味かったこと!

25歳まで信じていた私も私だが、親もうまいこと子供をだまくらかす時代だったんだなと感無量である。


さて、話は元に戻るが、未だに二個目の卵に「ちょびっと恐怖感がある私」なので、
「あーあ、二個も食べちまったぁ」なんて呟いていたら、翌日冷蔵庫を開けたら、



「これで一目瞭然やろ!? これで分からんかったら、あたしはもう知らん」と娘さまから説教された。

うん、これならよーっく分かります。御見それ致しました