定期船当番日です。
お刺身にします。
今週も定期船当番日が来た。そう考えると一週間のなんと早い事か。
弱い雨の中定期船から降ろされる新聞を受け取りに行く。
5軒になった海辺の町 新聞を読む人も少なくなって地方紙が3部となってしまった。
情報網の発達が紙の媒体を減らしてしまったのか それでも遠隔地であっても新聞が読める幸せを感じている。
梅雨が始まると海はイサキの活性が盛んになる時季だ。
久し振りに重たい腰をあげた夫が珍しいことに沖に出た。
一度に5匹も釣り上げたと満面の笑みを浮かべ氷締めしたイサキのお刺身を作って
お腹には丸々した卵に白子が入っていた。脂も乗っている。
三枚に下ろしたイサキのアラは卵や白子を入れて煮付けてみよう。
人間同様暑くなる此れから魚も動きが鈍くなる。
海水温が高くなる夏場は酸欠になりやすく エラ呼吸しているからなのだが
暑くなる夏でも夜のイカ釣りは水温が下がって好機になってくる。
釣りたては甘みがあって歯に纏わり付く食感が好き。
あと半月もすると漁り火が海面をてらす。
何てことのない繰り返される日常 細やかな歓びがある。