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雨の朝です。
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雑草に覆われたレモンの木 下草刈りの途中です。
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伸び放題のローズマリーを切りながらレモンとローズマリーの香りに思わずいい匂いと独り言。
時をかける「鶴になった男~釧路湿原・タンチョウふれあい日記」を数十年の時を経て再度観ている。
釧路湿原に生息するタンチョウ 狩猟や開発 農薬の使用によるものなのか定かではないが
当時(1987年)絶滅の危機に瀕していた野生のタンチョウ。
釧路タンチョウ自然公園で30年に渡ってタンチョウの保護と人工飼育に取り組んできた高橋良治さん。
彼の父がタンチョウ保護のために土地を提供したのが始まりだった。
タンチョウ保護活動を引き継いだ彼はタンチョウの飼育と人工孵化に成功して育てた雛を自然界に戻してきた。
春先の雨は湿原に卵を抱えるタンチョウにとって最も危険な時期で雨が続くとタンチョウは卵を抱くのを止めてしまう。
彼は湿原の中からタンチョウの卵を見つけ出し 親鳥が卵を温めた状態を模索しながら得た結論は
温度38度湿度50%の環境を設え30日間孵化するまで見守るという根気の要る作業を続けてきた。
孵化するまで声かけをしていると生まれたとき彼を親と思うタンチョウの雛
大空に飛び立つための訓練は飛べない人間に取って一番苦労があったという。
鳥になりきって両手を広げ羽ばたくように走り出す 繰り返していく内に雛は
真似をするようになって彼の呼びかけに応えるという まさに親子になったとき
自然に戻すことが出来たのです。
彼が呼ぶとタンチョウは鳴き 歌うと踊り出すという光景を観ていると
絶滅に瀕し数十羽に迄減ったタンチョウが40年余の時を経て1800羽を超える数が
確認されているのを思うと感慨深いものがある。
間もなく根雪の季節が訪れる 越冬のため釧路湿原にタンチョウがやって来る。