猫を飼い始めてからつくづく思うことだが「ペットは自分」である。
言葉の通じないペットに対しての数々の選択は「自分だったらこうしてもらいたいんじゃないか」を基準にする。もちろん「そうは言ってもこっちの都合もある」わけだから必ずしもその選択は採用されないが、やはり基準点としては「自分だったら」に尽きる。
「自分だったら沢山散歩したい」「自分だったら素敵な洋服を着たい」「自分だったらいいものを食べてのんびりしたい」おそらく多数の飼い主が願望をペットに託しているのではないか。
ところで私はしょっ中「自然派」とか言われる。畑をやって、化粧をしなくて、髪がボサボサしているせいだ。しかし私は脂ののった肉もたらふく食べるし、カップラーメンも甘いものも食べる。かといってジャンクフードばかり食べているわけではなく、玄米も炊くし有機野菜も買うし、豆腐は消泡剤不使用のものしか買わない。医者にはほとんど行かないし薬もなるべく飲まないが、家には頭痛薬から風邪薬まで一通りの薬は揃っているしありがたく恩恵に授かることもある。
まあだから「自然派でもあり、そうでもない」というような感じで、分類分けしようとすると中途半端なのだがしかしそれこそが私なのだと思う。
そんな私だから、猫に対しても「なんでも食べて平気でいる」という願望を持っている。
安いカリカリでも、生肉でも、ちくわでも、焼いた魚でも、ゴキブリでも、なんでも食べるんだよねうちの猫はさ!そんで元気なのよー。
という願望を持っているのだ(実際はゴキブリ食べないけど)。
だから「プレミアムフード」と呼ばれる1キロ1000円以上のフードには見向きもしなかった。
むしろ憎んでいたと言ってもいい。
「ゴキブリとかまで食べちゃうんだよ!まったく!!(食べないけど)」の対極にあるであろう「うちの仔はプレミアムフードしか食べないの(たまに商品レビューとかに書いてある)」。
私はそれをケイベツしていた。どこかでうらやんで、やっかんで、そして同時にさげすんでいた。
特に「ロイヤルカナン」というフードはプレミアムフードの代表格みたいなフードで、「ロイヤル」というだけあってロゴに王冠のマークがついている。パッケージの写真の猫もその辺にいそうなネコではなく「エキゾチックナントカ」みたいな純血種が使用されている。
ちなみにこれは安フード「カルカン」のネコ。よく見ればこれもその辺のネコではないな。。。
そして、愛用者が「ロイカナ」と縮めて呼ぶロイヤルカナンはフランス製なのである。
フランスは飛行機の乗り換えでしか行ったことがないが、フランス人ならひとり知っている。スペインでフラメンコのクラスが一緒だった彼女は「?Eres de Francia,verdad?(フランスから来たんだよね?)」という私の問いに対して、「No,Soy de Pari.(ううん、パリよ)」と答えたのである。パリ、の「リ」がちょっと上がり気味の発音であった。
わたしのフランスに対する印象はそれが全てである。
長々と書いたが、つまりそういうこと。
告白する。
わたしは「ロイヤルカナン」を買ったのである。
「胃腸に敏感なネコ用」という「センシブル」という種類のフードを買ったのである。
ぜったいに買うもんかと思っていたプレミアムフードだが、たまたま別の機会に2人の人から勧められた。どちらの人にもその時には「だけど軟便っていっても下痢じゃないし」とか言ったのだが、そういう偶然というか縁というかを私は信じているので、試しに買ってみたのである。
まだ2日しか与えてない。
しかも切り替え中なので100%ではなく、ほんのちょっと混ぜている程度である。
しかし、効果は既にあらわれている。
なんてこった!!効果ありなのである。
プレミアムフードは高い高いといっても、実は「手作り食+整腸剤」も意外と金はかかる。整腸剤は後日ネットでかなり安く手に入れることが出来たのだが、それにしても計算すれば1日100円以上。この「センシブル」も計算すればほぼ同じくらいか、むしろ下回る。
しかも「手作り+整腸」だと留守が出来ないが(作らなきゃいけないので)、このカリカリならば留守も可能になる!!
ああ、どうしよう。
軟便問題が完全に解決しそうである。
しかし、私はこの解決方法に敗北感を持つ。
今度誰かに「ネコのごはんてどうしてるの?」と聞かれたら「ロイカナのセンシブル」とか言うのか!?うわー!うわー!
「ちくわ」とか答えたいのに!!
いや、しかし、これは飼い主の願望の押しつけである。
ネコの真の幸せと、飼い主の利便性を考えるなら、これで解決できれば万々歳なのだ。
わかっている。
わかっているさ。
「快便ならいいじゃないか」という自戒の念をこめて。
スペイン語読みして「ろじゃる、かにん」っていったらちょっと気持ちが楽かも。
言葉の通じないペットに対しての数々の選択は「自分だったらこうしてもらいたいんじゃないか」を基準にする。もちろん「そうは言ってもこっちの都合もある」わけだから必ずしもその選択は採用されないが、やはり基準点としては「自分だったら」に尽きる。
「自分だったら沢山散歩したい」「自分だったら素敵な洋服を着たい」「自分だったらいいものを食べてのんびりしたい」おそらく多数の飼い主が願望をペットに託しているのではないか。
ところで私はしょっ中「自然派」とか言われる。畑をやって、化粧をしなくて、髪がボサボサしているせいだ。しかし私は脂ののった肉もたらふく食べるし、カップラーメンも甘いものも食べる。かといってジャンクフードばかり食べているわけではなく、玄米も炊くし有機野菜も買うし、豆腐は消泡剤不使用のものしか買わない。医者にはほとんど行かないし薬もなるべく飲まないが、家には頭痛薬から風邪薬まで一通りの薬は揃っているしありがたく恩恵に授かることもある。
まあだから「自然派でもあり、そうでもない」というような感じで、分類分けしようとすると中途半端なのだがしかしそれこそが私なのだと思う。
そんな私だから、猫に対しても「なんでも食べて平気でいる」という願望を持っている。
安いカリカリでも、生肉でも、ちくわでも、焼いた魚でも、ゴキブリでも、なんでも食べるんだよねうちの猫はさ!そんで元気なのよー。
という願望を持っているのだ(実際はゴキブリ食べないけど)。
だから「プレミアムフード」と呼ばれる1キロ1000円以上のフードには見向きもしなかった。
むしろ憎んでいたと言ってもいい。
「ゴキブリとかまで食べちゃうんだよ!まったく!!(食べないけど)」の対極にあるであろう「うちの仔はプレミアムフードしか食べないの(たまに商品レビューとかに書いてある)」。
私はそれをケイベツしていた。どこかでうらやんで、やっかんで、そして同時にさげすんでいた。
特に「ロイヤルカナン」というフードはプレミアムフードの代表格みたいなフードで、「ロイヤル」というだけあってロゴに王冠のマークがついている。パッケージの写真の猫もその辺にいそうなネコではなく「エキゾチックナントカ」みたいな純血種が使用されている。
ちなみにこれは安フード「カルカン」のネコ。よく見ればこれもその辺のネコではないな。。。
そして、愛用者が「ロイカナ」と縮めて呼ぶロイヤルカナンはフランス製なのである。
フランスは飛行機の乗り換えでしか行ったことがないが、フランス人ならひとり知っている。スペインでフラメンコのクラスが一緒だった彼女は「?Eres de Francia,verdad?(フランスから来たんだよね?)」という私の問いに対して、「No,Soy de Pari.(ううん、パリよ)」と答えたのである。パリ、の「リ」がちょっと上がり気味の発音であった。
わたしのフランスに対する印象はそれが全てである。
長々と書いたが、つまりそういうこと。
告白する。
わたしは「ロイヤルカナン」を買ったのである。
「胃腸に敏感なネコ用」という「センシブル」という種類のフードを買ったのである。
ぜったいに買うもんかと思っていたプレミアムフードだが、たまたま別の機会に2人の人から勧められた。どちらの人にもその時には「だけど軟便っていっても下痢じゃないし」とか言ったのだが、そういう偶然というか縁というかを私は信じているので、試しに買ってみたのである。
まだ2日しか与えてない。
しかも切り替え中なので100%ではなく、ほんのちょっと混ぜている程度である。
しかし、効果は既にあらわれている。
なんてこった!!効果ありなのである。
プレミアムフードは高い高いといっても、実は「手作り食+整腸剤」も意外と金はかかる。整腸剤は後日ネットでかなり安く手に入れることが出来たのだが、それにしても計算すれば1日100円以上。この「センシブル」も計算すればほぼ同じくらいか、むしろ下回る。
しかも「手作り+整腸」だと留守が出来ないが(作らなきゃいけないので)、このカリカリならば留守も可能になる!!
ああ、どうしよう。
軟便問題が完全に解決しそうである。
しかし、私はこの解決方法に敗北感を持つ。
今度誰かに「ネコのごはんてどうしてるの?」と聞かれたら「ロイカナのセンシブル」とか言うのか!?うわー!うわー!
「ちくわ」とか答えたいのに!!
いや、しかし、これは飼い主の願望の押しつけである。
ネコの真の幸せと、飼い主の利便性を考えるなら、これで解決できれば万々歳なのだ。
わかっている。
わかっているさ。
「快便ならいいじゃないか」という自戒の念をこめて。
スペイン語読みして「ろじゃる、かにん」っていったらちょっと気持ちが楽かも。
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