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えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

台所改修DIY

2018-04-11 11:17:53 | えこばなし
うちは昭和50年代に建った、ツッコミどころ満載なテキトウ住宅である。
テキトウすぎて勇気をもらえる位なテキトウさで、はじめは呆れ返ったりイライラしたりしたが、12年近く暮らしていればだんだんと愛着がわいてくるものである。手のかかる子ほどかわいい的な。

そんなわけでたぶんずっと建て替えなどしないだろうという結論になり、
台所をリフォームしようという計画が一年前から進んでいた。
このたび終了したので自慢げに報告する。

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問題点

昭和50年代の台所だからシンクおよび作業台が低い(78センチ)。
うちの人たちはみんな背が高いので使いにくく、近頃では年のせいか洗い物をしてると腰が痛くなったりする。
これが一番解決したい。子供の人たちももう大きいので思い切って90センチくらいに上げたい。

次の問題はこの台所には「本当は冷蔵庫が入るはずだったスキマ」というのがある。これは「設計者はシロウトか?」と言えるほどアホみたいな話で、書き出すと500字を超すので割愛するが、とにかく「冷蔵庫があったらいいなという場所に45センチくらいのスキマが空いている」という状態である。


ここに冷蔵庫を置くはずの設計だったらしいが、45センチではどんな冷蔵庫も置けない。
棚を置くにも微妙。スキマ収納というには広い。


さらには一番奥のガス台は壁にピッタリくっついており、危険である。
作業台はステンレスで悪くはないが、さすがに30年使用しているとベコベコしてきていて、水がシンクに流れず作業台に溜まってしまう。

で、これらを「なるべく安く」「なるべくゴミを出さず」解決しようということで、レッツDIY!!

まずは撤去。

基本、ただ「並べておいてある」だけなので、目に付くネジを取りまくってエイエイ!ってやったら外れた。
この作業台は再利用する。


シンクはこやつを取るのに力技が必要だった。コビトにお願いする。


とれたー。


外したー。シンクは廃棄する。


こいつはなんか頑丈についている感じだったので、そのまま使うことにする。


空いた床に板をはる。これ、一番はじめのスタジオの床の廃材。まだあるってところがすごいやね。


これはIKEAさんのキャビネット13,000円。


そしてIKEAさんの「脚」1,800円。
これを、さっき外した作業台につけて、上記キャビネットと高さを揃える。


この作業はコビトに頼んだ。
で、これは「冷蔵庫が入るはずだったスキマ」のところに設置する。

さて、そこから天板。
Toolboxのオーダーメイド天板を注文。
ガス台はビルトインがかっこいいなあと思ったけど、いろいろ考えて、ガスは別にすることにして、シンクと天板だけにした。
「冷蔵庫が入るはずだったスキマ」も含め、ガス台の手前まで一枚に。
奥行きも10センチ深くした。これはさすがに10万円超えた。


のせる。


「冷蔵庫が入るはずだったスキマ」側。
計算どおり高さが揃ってほぼほぼ水平が出たのでほっとする。


設計は私がしたものなので、ちゃんと水道の位置に合うか不安だったんだけど(間違えた夢まで見た)、ピッタリ合った。
高さ問題と合わせて微調整いらずだったので「やっぱり私は天才だったか・・」と悦にいる。


ガス台は壁から15センチほど離れるように設置。
奥のステンレスの台は板曲げドットコムで5000円くらい(感激したのでレビューを書いた)。


ついでに蛍光灯も取り替えることにする。
これもコビトにお願い。


とれたー。


チャンネルにして、増設可能にする。


水切りもIKEAさんのキャビネットの中のパーツだけを買って設置。これは便利。
IKEAでパーツだけ買おうとしたら「キャビネットはお持ちですか?」って聞かれたので「ああっ・・と、持ってないんですがDIYでやろうと思って・・・」とモゴモゴ言ったら「DIYですか!ステキですね!!」って爽やかに返答されたのでIKEAのことが好きになる。


スタイリッシュな天板を購入したからと言って、急にスタイリッシュな台所になるはずもなく、相変わらずゴチャゴチャだが、使い勝手は格段に良くなった。
一枚のステンレス気持ちいい。
気持ちいいのでちゃんと掃除もするようになった。
まんなかへんの包丁をくっつけているマグネットラックはやっぱりIKEAのもので、これをタイルにつけるのをどうするのか頭を悩ませたが、最終的に接着剤でくっつけた。接着剤の使い方は長年へたくそだったのだが、最近コツというか真理を見つけたので、かなり失敗なく接着剤を使いこなせるようになった。
その真理とは「取扱説明書をよく読んで、そのままやる」ということである。
コツでも真理でもないわ!!と各方面から声がするが、いやいや、たぶん、そんなことはない。私のようなタイプは他にも大勢いるはずである。


勢いにのってまな板も削り直しに出す。2枚で行きの送料入れても3000円ちょっとくらい。すごい気分がよい。

廃棄したのはシンク部分だけで、これは市の大型ゴミで持っていってくれた。
細かいものも含めて15万円くらいで出来たので、台所改修としてはなかなかリーズナブルに出来たのではなかろうか。

ところでよく「ご夫婦で一緒にDIYしたりしてステキですね」などと言われるのだが、作業自体は「コビトにお願い」以外はほとんど私単独でやっている。無理だなと思ったところだけコビトに頼む。
私が単独で何かを作ると何かがグラグラしたり傾いたりするが、それはそのままやっつけてしまい、その後コビトが時間のあるときにそっと、丁寧にグラグラしないようにしたり水平にしたりしておいてくれる。
これが一番トラブルの少ない作業の仕方であることを私たちは15年ほどかけて学んだ。
まあそういうのがステキと言えないこともないか。ほんとか?

作業台は結局高さが91センチになった。
私は身長165センチ。コビト173センチ(たしか)。子(上)は166センチ。(下)も155センチ。
(下)だけは若干使いにくそうで踏み台使用。
台所リフォーム考えている方は参考までに。

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1 コメント

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すごいですね。 (SaitaA)
2018-04-25 13:46:11
さすが、先生!
うちにも、ikeaのジャバラのやつありますけど、水切りに部分に使おうとは!さっそくそのアイデア使わせていただきます。

水切りのパーツ二個を支えている、木の枠もikeaで購入ですか?こんなに等間隔に穴の開いた柱なかなか売ってない気がしますが…
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