床完成

床。

加藤木材の杉材。
タップダンスのなつこさんとの縁で知った木材屋さん。
いま、国産の杉は間伐材じゃなくても余っているんだって。
高いから売れないんだって。
まあ、たしかに「家をたてよう」という時は「少しでも安く安く」と思っているものなので、なかなか国産材を使えない。それは私もおなじこと。デモデモ、こうやって後からだったらなんとか買える。
前の床材は北海道のナラ。堅くてしっかり。フラメンコはやっぱり堅くないとね、ということでナラにしていた。短い乱尺（いろんな長さっていう意味）をパッチワーク。
今回は杉でやわらかい。２メートルの長くて厚い板。



どどーん。
これ降ろす作業がユウウツだったが、しらないうちにコビトがきて降ろしてくれていた。
「見た目よりは軽いよ」とのこと。

１日目。前の床をはがす。
はがすといっても「並べてところどころ釘うち」なだけだから、本当にただはがすだけ。
「まだ使える」「もう使えない」材を選別し、上階に運び上げる。



どどーん。長年ありがとうよ。
これで１日目終了。



翌日、新たな床材を貼っていく。
この日はこどもの行っていた保育園の「新年会」などがあり、家から保育園、スタジオ、忘れ物して家、スタジオ、保育園、スタジオ、と自転車とばしまくった。
今度の材は「サネ（材と材をつなげる凸凹）」を無くしてもらった。サネから割れてくるからだ。
だから変わりにちゃんとビスでとめる。
木材屋さんの加藤さんから５通にもわたる木材への愛あふれる施行メールをいただいたので、それをコビトに見せてよろしく頼んだ。
コビトの丁寧な作業が続く。

丁寧すぎて〆切があやしかった（その日の夜７時にはレンタルが入っていた）ので、けっこうハラハラしたが、７時にはなんとか使用できるようになる。

こども達は、上階更衣室の床材の並べ替えをしたり、掃除をしたり、前の床材の袋詰めをしたり。がんばった。
みんな頑張ったので「エルベッタ」でおいしいごはんを食べて帰る。

さらに翌日、キャンセルで時間があいていたので続きをしにいく。
残り作業をして、更に気になっていたところをコビトに発注。

さて、仕上がりは！！



じゃじゃーん！！
美しいね！美しいねえ！！
足を打ってみた。ナラはパツンパツンと跳ね返して来たけれど、杉はきゅうっと吸いついて来る感じだ。おもしろい。ナラの硬質なかんじは実は非常に好きなのだけれど、こっちの感触もきっと慣れて来るだろう。凹み具合はサンプルで試したのと同じ感じ。長く使って行ってどうなるかはお楽しみである。

そして。コビトの匠の技。



なんということでしょう！
以前の床の一部を使って小さな棚ができました。
沢山のひとたちが踏みしめた床が、いま、新しい床を見守っています。

てな具合である。
コビト、グッジョブ！！ありがとう！！
デッキまわりもすっきりと整理した。
エコ、グッジョブ！！

ということで、床、完了！
完了してたらめめたんと生徒さんが来たので、なんていうかなあ？？と思ってたら「わーー！ログハウスみたい！！」と。
ログハウスか！それは気づかなかった！！