えんどうえこばなし

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でかいイワシでアンチョビを作れるか実験

2018-04-29 22:05:35 | えこばなし
ずいぶん前にスペイン語のクラスでアンチョビを作るって話をしたときに、
イワシ(sardina)を塩につけて・・と言ったら
「イワシ(sardina)はアンチョビ(anchoa)じゃない」
と言われた。
え?え?
あ、そうか!わかった。
でっかいイワシじゃなくてちっちゃいイワシを使うの。
「ちっちゃいイワシはアンチョビじゃないよ、ちっちゃいイワシだよ。」
え?え?そうなの?アンチョビはイワシの種類じゃないの?ちがうの?
「ちがうよ。ぜん!ぜん!違う魚!」

でも、アンチョビでググってみると「カタクチイワシ」って書いてある。
やっぱりイワシじゃねーかよ!って思ったけど、どうも画像を見るとたしかに日本の「ちっちゃいイワシ」とは違うようにも見える。でも別にだからといって「ちっちゃいイワシで作った塩&オリーブオイル漬け」を「アンチョビ」と呼ぶことにためらいはないのだけど、まあとにかく本来は違うらしい。少なくともコスタリカ人的にはぜん!ぜん!ちがうらしい。

ところで2015年に漬けたアンチョビが底をついたので、近所の魚を扱っている商店に「ちっちゃいイワシがあったら2キロくらい買いたいから教えて」と言ってあるのだが、ちっちゃいイワシは最近あまり出て来ないそうだ。
「10年前くらいは安いのがいっぱいあったんだけどねえ」
それでスタジオでそんな話をしていたら「大きなイワシでは作れないのか」という話になった。

それな。

実はずうっと思っていたことではあるのだ。
「デカいので作れたらもっと楽なのになあ」と。

しかしネットなど見てみると大きなイワシを使っているレシピはない。
ただ、これは、大きなイワシだと上手くいかないとか、マズいとかいう話ではなく、ただ未検証なだけであると判断。

じゃあやろうじゃないですか、私が。


スーパーで5尾250円の大きな普通のイワシを購入


3枚におろして、内蔵と塩を一番底に。キッチンペーパーをかませて


塩・身・塩・身とサンドしていく。

冷蔵庫で保管する。
塩の分量はテキトウ。
「液体があがってこなかったら塩を足す」にすることにした。

さてどうなりますか〜。
うまくいったらいいな。

しかし「ちっちゃいイワシ」ですら「アンチョビ」でないというのに、「大きなイワシ」だとずいぶん違うことになりゃしないのだろうか。いや違うか、「そもそもちっちゃいイワシはアンチョビでない」のだから「大きいか小さいかなどは些細なことである」なのか。だいたい「カタクチイワシ」は「イワシ」ではないのか。などとつらつらと考える。

2013年
このころはまだ小さいイワシがスーパーでちょこちょこ売られていた。

2015年
もうスーパーには出てなくて仕入れお願いしている。ただこの年は頼んだら1週間くらいで連絡きたのだった。


おまけ

パウンドケーキ(バナナ入り)焼いたら「おじさん」になった!!

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3 コメント

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sardinas saladas (tigrimpa(姉))
2018-04-30 07:56:58
イタリアにはsarde salateというイワシ版のアンチョビもありました。アンチョビを大味にした感じだった記憶がうっすらとあります。スペイン語ではsardinas saladasだと思う。今しらべたらシラスも煮干しも、真イワシやウルメイワシではなく、カタクチイワシなんだって!そういえば、シラスが超不漁というニュースを最近きいたし、確かに値上がりしています。
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シラスはアンチョビってこと? (えこ)
2018-04-30 08:47:27
tigrimpa(姉)
すると、シラス=煮干し=カタクチイワシ=アンチョビということ?

そしてsarde salate(しょっぱいイワシってことよね)を、「アンチョビ」って呼んだらイタリア人はなんていうのかな?「イワシのアンチョビ」みたいな感じかな?それとも「いやしょっぱいイワシはアンチョビじゃなくてしょっぱいイワシだから」っていうかな?

日本語だとアンチョビっていったら魚の名前じゃなくて「あの状態のもの」っていうところが混乱のもとだよね〜!!
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Unknown (tigrimpa(姉))
2018-05-01 08:22:03
そういうことですねー。名前のつけかたで、現実のとらえかたがかわるんだよねー。アンチョビのマリネ、と聞くと、あの塩辛風味のやつをマリネにするかと思っちゃうけど、軽く塩したちっちゃいイワシを酢と油に漬けたやつ。「あの状態のもの」を指す専用の言葉はイタリア語にはないと思われます。
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