コーヒーのはなし

うちはコーヒーをエスプレッソマシーンで煎れます。
あまり知られてないと思うんですが、慣れてしまえばフィルターコーヒーよりラクチンです。

ただエスプレッソ用のコーヒーってあんまり売られてないし
売っててもバカみたいに高かったりするんです。それが弱点。
今は、イタリアのフェアトレードのコーヒーを大量に買ってそれを飲んでる。
フェアトレードものって普通は更に高くてちょっと引くくらいですが、
（いくらなんでもこれが適正な値段か？と思ってしまう。）
これは個人輸入なので安くておいしくて良いことしてるような気がして満点。
そろそろ無くなりそう。もっかい注文しないと。

バカみたいに高いコーヒー豆が安いときは用心しなければいけません。
すっごい安くってきゃほー！って１０袋まとめ買いしたのが、それが、激マズ！！
ということがありました。
泥水を飲んでいるよう。１０袋。これ、どうすんの？って夫の冷たい視線。

牛乳を多くしてみたり、砂糖をいれてみたりしても、泥水は泥水のまま。
飲み続けてるうちに泥水に慣れて来て「これはこれでよい」と自分たちをだまし始めた時、
ちょっと思いついてやってみたのです。教科書どおりの煎れ方を。
つまり、豆を入れたあと、スプーンの背で豆をぎゅうと押し付ける。

なんとこれだけで、泥水が、おいしいコーヒーに生まれ変わった！！

驚いた驚いた。「煎れ方」ってばかにならないって思いました。
スプーンの背（指でもいいんだが）でぎゅうと豆をおしつける。これだけ。
はああ～。あの不味さは豆のせいではなく、煎れ方のせいだったのね～。

フィルターコーヒーって煎れ方命！みたいな雰囲気があるじゃないですか。
エスプレッソマシーンはそういうの関係ないと思ってた。
だからこそドトールやらのバイトのおねえさんが煎れるコーヒーでもおいしい、と。
ところがどっこい。ちゃんといろいろあるのだね。

ただ、実験してみると、おいしいコーヒー豆だと、
ぎゅうとしてもしなくても味に変りは感じませんでした。

先日、ベトナムコーヒーの器具をお土産にもらったので煎れてみました。
１度目に失敗して泥水になり「あ、なんだか懐かしい」と思い、
次の日スターバックスに入って、おねえさんがコーヒー豆をぎゅうぎゅうぎゅう（すごいぎゅうぎゅうしてた）と押し付けていたのを目撃した。

スペインのバルのおじちゃんたちはどうしてたかな～、と思い返すと
確かにぎゅっとしてるのでした。ぎゅうぎゅうとはしてないけど、やや乱暴に、ぎゅっと。

エスプレッソマシンを使ってるみなさん、ぎゅ、は大事です。
え、普通は説明書どおりにぎゅってするって？ほんと！？