えんどうえこばなし

フラメンコ。レッスン動画とえこばなし。

なぜ山にのぼるか

2009-09-27 18:33:02 | えこばなし・そとあそび
山は嫌いではない。
しかし好きかと言われるとちょっとだけ考えてしまう。

海は好きだ。きっぱりと好きだ。
でも山は好きかどうかよくわからない。

子供のころ、家族で大雪山に毎年、秋に行っていた(父が山男だった)。
夜明け前に出発して赤岳や黒岳から登り、縦走して3時ころ旭岳をおりる、というコースが覚えているコースだが、こないだ母にきいたら他にも色々なコースをいっていたらしい。
十勝岳では遭難しかかったこともある。

北海道の秋の山は、途中ガスったり、雨がふったり、寒かったりすることもあり、セーターをきて、カッパをきて、足元はぬかるんで、泥だらけになって下山する。
晴れている日もあったはずなのだが、覚えているのはどろどろになったカッパを腰に巻きつけ旭岳ロープウェイまでたどりついたら、雨はすっきり上がっており、薄着で小ぎれいな観光客がうようよいたときの、恥ずかしいよう誇らしいような気持ちだ。

それを、小学生とか中学生とかのわたしが好んでいたのかというのは良く分らない。
良く分らないが、反抗期をのぞいて、毎年ついていっていた。
山の麓のボロ宿(山小屋ではなく)の食堂にあるマンガ雑誌が目当てだったような気もする。
途中でガスで作る即席みそ汁とココアが目当てだったような気もする。
それとも頂上についたときの征服感か、下山したときのコンチクショー感か。
ただ単に親に「ヘタレだ」と思われたくなかっただけか。

ところでこないだ大山に行くときに「日帰り山歩きベスト100関東周辺」という本を買った。
ハイキングくらいのコースから結構がしがしなルートまで載っている。
今度子(上・小2)が遠足で行く弘法山が入門コース。
高尾山(ロープウェイ使用)が初級1コース。
大山(ケーブルカー使用)は初級2コース。
高尾山頂上から向こう側に降りて城山湖をぬけて高尾山口に帰って来るルートは初級2コース。
相模湖ピクニックランドから石老山をぐるっと回って戻って来るのは初級2コース。

あああああああ!!行きたいぞ!!

なんだろう、このやる気は。
先日の筋肉痛の復讐だろうか。
自分のこどもに自分と同じ苦痛(?)を味合わせてやるぜという意気込みか。
こないだ買った子供用のカッパ(高いやつ)の「モト」を取るつもりなのか。

まったくわからない。
ひょっとしたら、ちょっとだけ好きなのかもしれない。

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4 コメント

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好きか~。 (えこ)
2009-09-29 13:02:34
jemちん
うーん。そうかもねえ~。好きなのかな~。認めなくないんだけどねえ。

Sayaさん
昔も今も、もやっとした取り憑かれ感があるんですよね。なんだろなあ~。

たさん
高尾山は売店ががっかりしちゃいますよね。。。今度裏に抜けてみます!
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Unknown ()
2009-09-29 09:54:33
高尾山も、大山も、常連さっエッヘン
やっぱ、年齢かな。
二つとも、近くて、お手頃。

高尾山で、私のお勧めは、
6号路(琵琶滝コース)です。
木の根っこで歩きにくい、がっつり登山気分と、
黙々と、谷あいの杉木立を歩く、修行気分と、
両方味わえて、しかも、
売店とか俗っぽいものに出会わないところが好きです。
ケーブルカーは、きっと使わなくても、大丈夫・・?

初夏、当時小学生の息子と歩いた時、
杉木立に囲まれ、ひんやりした場所に差し掛かると
「ねぇ、神様ってこういう所に住んでいるんだよね」
と、しみじみ彼が言いました。
何かを感じ取ったのでしょうか。

紅葉の時期に、
稲荷山コースもいいですなぁ。


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あはっ♪ (Saya)
2009-09-28 20:30:36
年齢を重ねると、
好みも変わりますし
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Unknown (jem)
2009-09-27 20:54:16
うーん、そりゃやっぱ好きなんじゃないですか!?
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