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愛媛大学ボート日誌
最後まで
こんにちは。
4回生の田村(TP)です。
ご存知の方も多いかと思いますが、先日にインカレ&全日本という近年では異例の同時開催という形で、大会が行われました。
結果は、、
インカレ・・・4位
全日本選手権・・・8位
を記録できました。
3年目のインカレで順位をつける事ができてホッとしました。
応援していただいた皆様、ありがとうございました。
さてタイトルの「最後まで」について。
僕は今回のインカレで最後まで続けた事が結果に繋がったのだと確信しました。
去年のインカレ終了後に「インカレ優勝」と目標を掲げましたが、しかし自信は皆無に等しく
「俺って最終日にすらいけへんのちゃう、、?」
というのが本心でした。
というのもこの2年間、僕は強くなれませんでした。エルゴのスコアはほとんど伸びてませんし、技術的にも上手くなったと自信を持って言えませんでした。1年間レースもなく色々と見失っていました。
ただ、何とか最終日には残りたいという気持ちと、終わった後に後悔したくないという気持ちで苦しい中ひたすらトレーニングを続けました。
しかし、大会3週間ぐらいに突然艇速が上がりました。今まで80%で漕いでた速さが60パーセントで漕げるようになったのです。そして最後の1ヶ月、人生で1番頑張ったと言えるぐらいに追い込みました。(お陰で卒論がピンチです😇)
さらに大会最終日のレース1時間前の練習で覚醒しました。大会5日目で疲労が溜まっていて身体は重かったのですが、リラックスして艇がスムーズに加速する進め方を掴み、これはいけるんじゃないかと本気で思いました。
結果、最終日のB決勝では最高の漕ぎができました。いつもの試合よりレートは4枚ほど高く、艇速も遥かに早かったです。ラストスパートでギリギリ刺すこともでき、猛者達がひしめき合う中、2着で終えることができました。
僕はこれらの現象を最初は奇跡だと思っていましたが、今は最後まで練習を積み重ねた成果だと思っています。
おそらく成長には
①徐々に成長していくタイプ
②停滞期から一気に伸びるタイプ
の2種類があって
僕はこの②に該当し、これまで積み重ねてきたのが最後の最後で実ったのでしょう、、
今になって途中で逃げ出さず、4年間最後まで練習を続けて本当に良かったなと思いました。
すみません、長くなってしまいましたが、僕が言いたいのは
「最後の最後まで続けること」
です。
でも最後まで信じて続ける事は本当に辛い事です。特にこのコロナ禍で大会に参加できず、自分の実力が分からないのでなおさらです。
僕も、成長があまり感じられなくなった最後の2年間は本当に辛く、何度も楽な道へ逃げようとしました。
コロナによる部活動停止や、山﨑さんが引退されて身近に一緒に高みを目指す人が居なくなったのがダブルパンチで刺さりましたね🥶
そう簡単な事ではありません。
ですが、後輩たちにはどうか最後まで粘り強く続けてほしいと思っています。例えそれが目指す所やレベル、役職が違っていてもきっと終わった後にやっててよかったと思えると思うので。
僕は3年前、2年前のインカレで先輩が最後の最後まで死ぬ気で漕いでるのを見て、心が動かされました。そして自分も同じ舞台に立ちたいという思いから始まりました。最後まで努力し続けた人の漕ぎは、人に感動を与えます。これがボートの醍醐味ですね。。
自分が後輩たちにそのような心動かす漕ぎが出来たかは分からないですが、もしそうであったら1番嬉しいですね😂
今回サポートに来てくれた後輩たちを始め、現地でサポートしてくださったobの武田さんや三浦さん(h31卒)、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
長く拙い文章で申し訳ありません!!