・碾茶 てんちゃ
玉露より長い期間茶木に新芽がでる4月初旬から20日ほどお茶の全体に被(おお)いをして日光、遅霜をさえぎり育てている。
かぶせ茶とか、碾は、ひ・くと訓読みし、ひきちゃとも呼んで粉砕するためのお茶であることを意味する。茶葉を摘採(てきさい)し、蒸した後、揉(も)まずに葉の形のまま乾燥させ葉脈、茎を取り除いたお茶で、愛知県の一部にある程度で一般にはあまり市販していない。
渋味がなく、のどこしのよいまろやかさがある。禅宗、茶道の宗家(家元)などで石臼で引いて茶漉しでふるい粉末にし抹茶として、また食べるお茶として茶飯、菓子、飲料などに利用する。抹茶はこれを引いて微粉末の粉状にしたもの。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。