・露草Communis つゆくさ
ツユクサ科、畑の隅や道端に自生する雑草で草丈15~50cmで直立しないで茎は地面を這う。6~9月に1.5~2cmほどの青い花をつける。
早朝咲いた花が昼にはしぼみ露を連想させ露草といわれる。花の色素はアントシアニン系の瑠璃色で美しく、古くは摺り染めに用いたり、友禅の下絵の具材になった。
食用として、おもに軟らかい葉茎が利用するが、かたい茎は、皮をむいて利用し軟らかくゆでてお浸し、和え物、煮物、油炒めにできる。鴨跖草(おうせきそう)という生薬名でも呼ばれ地上部の全草が乾燥させ煎じて利尿、解熱、下痢止め、 湿疹 、かぶれ、 うがいに用いていた。近年デオキシノジリマイシンDeoxynojirimycinという成分を分離し糖質吸収阻害作用がある。
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