2025/2/26
最初の30Pで落ち着くかと思ったら、まだまだ人物名が出てくる。何となく読んでいたらすぐに迷子になる。
○セミョーン・ザハールイチ:たぶんマルメのこと。
○コーゼル:錠前屋。金持ち。
○ナスターシャ:ラスコーリニコフの住む下宿の女中。
○プラスコーヴィヤ・パーヴロヴナ:ナスターシャ曰く、ラスコーリニコフを警察に訴えようとしているらしい。
○アファナーシイ・イワーノヴィチ・ワフルーシン:商人。ラスコーリニコフの母に金を貸した。
○ドゥーニャ:ドゥーネチカ。ラスコーリニコフの妹。家庭教師もしていて浮気の冤罪をかけられた。
○スヴィドリガイロフ:ドゥーニャを乱暴に扱った挙句、言い寄ってきた。のちに反省。
○マルファ・ペトローヴナ:スヴィドリガイロフの妻。ドゥーニャが夫をたぶらかしたと噂を広める。街中の人と知り合い。のちに反省。
○ピョートル・ペトローヴィチ・ルージン:ドゥーニャの婚約者。七等文官。45歳。財産を抱えている。
○プリヘーリヤ・ラスコーリニコフ:ラスコーリニコフの母親。主人公のラスコーリニコフは姓らしい。母親は息子のことをロージャと呼んでいたので、ロージャ・ラスコーリニコフなのか。ソーニャ=ソーネチカくらいはわかるが、この呼称の違いは結構読書の負担になる。
マルメの家族が気の毒。マルメが元凶。叱られると喜んじゃうのは手が付けられない。
罪と罰みたいな重厚な作品に、こんなはっちゃけた人物が登場して良いんだろうかと不安になる。
奥さんのことをフルネームで呼ぶのは、そういう習慣なのかな。
ソーネチカは仕送りをしていてえらいけど、根本的なところで解決に向かっていないのが気の毒。
後半は母親の長い手紙が載っている。ラスコーリニコフの生活を思うと、母親の仕送りへの熱意が痛々しい。このあたり、自分自身と重なる部分もあって呻いてしまう。
大学のころ、たくさん仕送りしてもらったけど、それに報いるようなこと何かしていたのだろうか。辛い。
中学生みたいな犯罪の妄想をしながら仕送り生活してきた学生のもとに、母と、娘と、娘の優秀な婚約者がやってくるかもしれないという現実が急襲してきた。どうする半ニート。
30Pずつ読むつもりが35P読んでた。