遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ブライアン・ヘルゲラルド監督「42 世界を変えた男」

2013-10-26 23:13:44 | 映画を見てきた
2013/10/25

□黒人のジャッキー・ロビンソンがメジャーリーグに受け入れられていく過程を描いた話。
□意外なほど話に起伏がなかった。ひとりの黒人が差別に耐えて頑張った。
□史実かつ王道の話だから、変な演出はいらないのかも。素材のよさを殺さないのも技術。
□ただ、最後の感動シーンは長すぎ。
□情感たっぷりすぎて、誰かが撃たれるか倒れるかする伏線だと思ってしまった。何かに感性が毒されていたのかもしれないが。
□黒人差別描写は思ったほど露骨じゃなかった。
□奥さんとイチャイチャしすぎてて、あんまり悲壮感を感じない。奥さん、色っぽい。
□チャップマン監督の悪口は差別意識というより性癖。だんだん可愛らしくなってきてしまった。
□シャワーのシーンはもちろん、乱闘シーンも、ちょっとトボけた空気があってよかった。
□黒人を差別することに全く疑問を持っていない様子の白人描写にどきりとする。
□史実の枠を超えないように気を使いつつ、エンタメとしても成立するように、ギリギリのバランスを考えたんだろうなという感じ。
□それが成功しているかどうかは、日本人である自分には全然わからない。エンタメとしては成立していたけど。
□野球シーンの撮り方がいちいちかっこいい。なんで野球選手がみんなあんなに野球選手っぽいんだろう。みんな、役者なんだよね?
□球場の壁とか、ボールとか、ベースとか、プロテクターとか、いちいち時代を感じさせていい雰囲気。
□ジャッキーがランナーになったときの落ち着かないそぶり。ピッチャーだったら、ほんとに嫌だろうな。
□黒人記者がジャッキーを助手席に載せて送っているときの言葉。「このまま運転してもいいかい。それとも歩いていくかい」確かこんな感じ。
□書き出すと普通のセリフだからこそ、流れの中で聞くと感動的だった。
□そういえば前見た映画も世界を変える映画だった。「10兆円」だと端金に思えるのに、「野球」だと説得力を感じる不思議。

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