観劇三昧:坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス第33話『クラブレジェンド』」
2017/10/29
田々南徹が生まれて初めて女の子に告白され、お断りする話。
上演時間が17分と微増。終盤に向かって尺が足りなくなっているのだろうかと邪推してみたけど、今回起こった出来事が本筋とどう関係してるのかがよくわからない。
一人芝居で、告白する側とされる側を交互に演じるのは結構鬼門だと思う。落語ほど、聴覚に特化していない表現なのでなおさら。
一人で大人数を演じる時のワンアクションを入れる工夫は、楠美津香さんの一人シェイクスピアでも見たけど、定番の技術なのかな。
ホステスのゆうきさんは一人称が「ボク」なので、髪を書き上げる仕草がないと女性として飲み込みづらい。
しかも、堂々と「いい女」雰囲気を出しているので、ギャグなのかシリアスなのか迷う。
田々南はいつもの調子でわたわたしてしまうけど、最後は阪急電鉄社員の意地を見せる。
田々南の成長回だったけど、この成長は次回以降に活かされているんだろうか。
《登場人物》田々南徹 ゆうきさん シルバーフォックス(回想)中川専務(回想)
《作品情報》(観劇三昧HP)
公演時期:2007/11/20
地域:関西
出演者:坂口修一
スタッフ :
作・演出:サシマユタカ
舞台美術:柴田隆弘/演出助手:若旦那家康(ROPEMAN(28))/音響:児島塁(Quantum Leap*)/照明:南勇樹(芝居処味一番)/フライヤーデザイン:黒田武志(sandscape)/webデザイン:山口良太(slowcamp)/写真撮影:森達行/ナレーション:岸本奈津枝
企画・製作:坂口修一
協力:土の会
あらすじ東京旅行ですっかり散財してしまったシルバーフォックスを他所に、キャバクラ、クラブレジェンドへ単身乗り込んだ徹。約束通りユウキを指名した徹であったが、席に来たのは里緒菜というヘルプの女の子だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます