2021/11/30
コロナ禍の生徒会役員たちが、各学校行事の開催を問う全校アンケートの集計を行う話。
アトロクの高校演劇特集によると、青森県は規制が厳しく、マスク上演前提の作品として作られたそう。
結局、大人の言いなりになるしかない生徒会が自身の存在意義に悩む話というのは、高校演劇の一つのジャンルなんだと思う。
どちらかと言うと長いものに巻かれやすい男子たちと反抗する女子たち。こういうことにも性差あるのかな。
本作もそうだけど、エヴァンゲリオン出典のセリフが多い。古典作品みたい。知っている人と知らない人でだいぶん印象が変わる。
壮大な前フリからのラストの一点を目標にした構成。その理不尽さに驚く。
コロナ禍とはいえ(だからこそ)、多少なりとも前向きさを求めたくなるものだろうけど、本作はそういう意味で正直だった。
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