観劇三昧:坂口修一『ミッド・ナイト・エクスプレス第19話「入社式」』
2017/9/11
阪急電鉄に入社することになった田々南徹が、なぜか自身の入社式の設営を手伝う話。
ネクタイを締めながら、一人語りするのは地味に難しそう。
伝説の押し師から学んだ超人的な技を使って、椅子を並べたり、横断幕をつけたりする。
そのあたりの動きが、パワーマイムっぽくていかにも関西の演劇を見てる感じがする。
「弁慶」はほんとに技でいいんだろうか。がんばっているだけじゃないだろうか。
田々南はうっかりしすぎだけど、基本的に仕事には熱心だし、優秀。
致命的に苦手なのは恋愛関係だけ。これは好かれる。
少しだけ確執のあった父親は、入社式を区切りにして13年続けていた禁酒をやめるという。
そんなお父さんの気持ちを考えるとこの展開はいたたまれない。
仕方ないんだけど、次の話のタイトルが、完全に今回の話のネタバレになっている。
《登場人物》田々南徹
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