小沢一郎氏が野田佳彦首相との話し合いが物別れに終わった。昨夜のNHKのニュース9での小沢氏の主張を聞くと、「消費税上げよりもデフレ対策」の小沢一郎氏の主張のほうが、説得力があると感じた視聴者は多かったのではないか。
国債マーケットも小沢氏を支持している。長期金利は0.835%とリーマン危機後の最低水準まで低下。消費税を上げなくても国債は買われる、つまり金利は低下することを示した。しかも、英格付会社のフィッチの格下げ、ヘッジファンドの相次ぐ国債暴落論のさなかに国債が買われているのだから、消費税は上げなくても心配はないことを意味する。野田氏の言う、財政が危ないという論理であれば、金利は大きく上昇するはず。金利が低くて運用に困っている人も多いのだから、消費税上げは金利がもっと上がってからで遅くはない。
消費税だけを先行して上げることでもっとも懸念されるのは、消費税上げ前の消費の先食いと、その後の深刻な消費の悪化と景気の後退だ。景気が後退すれば、1%の上昇で2兆円増えるとされるが、景気の後退で税収はもっと減る。小沢氏の主張する行財政改革を先にやらなければ、消費税上げも「やぶれバケツに水」になりかねない。
同じカネを使うなら、付加価値を生んでいない役人の給料をけずって、太陽光エネルギーの普及に向けて技術革新や補助金を投じる。そうした「生きた金」の使い方をするほうがいい。この投資は太陽をエネルギー起源とする純国産エネルギーの増加によって、LNGの輸入減という貿易収支の改善、国債の国内消化も助けることになる。
民主党は国家100年の計を考えて、思い切って行動してくれるリーダー、小沢一郎氏に首相をすげ替えて衆議院選挙を戦えるかが、最後の自浄作用と言えるだろう。
国債マーケットも小沢氏を支持している。長期金利は0.835%とリーマン危機後の最低水準まで低下。消費税を上げなくても国債は買われる、つまり金利は低下することを示した。しかも、英格付会社のフィッチの格下げ、ヘッジファンドの相次ぐ国債暴落論のさなかに国債が買われているのだから、消費税は上げなくても心配はないことを意味する。野田氏の言う、財政が危ないという論理であれば、金利は大きく上昇するはず。金利が低くて運用に困っている人も多いのだから、消費税上げは金利がもっと上がってからで遅くはない。
消費税だけを先行して上げることでもっとも懸念されるのは、消費税上げ前の消費の先食いと、その後の深刻な消費の悪化と景気の後退だ。景気が後退すれば、1%の上昇で2兆円増えるとされるが、景気の後退で税収はもっと減る。小沢氏の主張する行財政改革を先にやらなければ、消費税上げも「やぶれバケツに水」になりかねない。
同じカネを使うなら、付加価値を生んでいない役人の給料をけずって、太陽光エネルギーの普及に向けて技術革新や補助金を投じる。そうした「生きた金」の使い方をするほうがいい。この投資は太陽をエネルギー起源とする純国産エネルギーの増加によって、LNGの輸入減という貿易収支の改善、国債の国内消化も助けることになる。
民主党は国家100年の計を考えて、思い切って行動してくれるリーダー、小沢一郎氏に首相をすげ替えて衆議院選挙を戦えるかが、最後の自浄作用と言えるだろう。