我が国のエネルギー源を自然エネルギーで100%まかない、純国産エネルギー100%の国づくりを国家100年の計として目指す
稲田氏発言 防衛相なぜ続投 辞任5閣僚より深刻なのに… 毎日新聞2017年6月29日
稲田防衛大臣の「自衛隊としてお願い」発言はつい本音が出てしまったということだろう。本当は自衛隊のことは最もデリケートで気を使って発言しなければならないのだが。
これは現代の治安維持法と目される共謀罪、秘密保護法など、政権に都合の悪いことを言う連中は警察や自衛隊といった国家の暴力装置を使ってでも取っ捕まえて黙らせてやる、とする安倍晋三首相の政治手法の本質と言える。事実、前川喜平文科省前次官の個人行動は公安がつけ回して事実を把握したところで「出会い系バーに出入りしているらしいな」と杉田和博官房副長官が脅していたし、加計学園疑惑で「総理のご意向」とする文書があったと証言しそうになると、読売新聞に「出会い系バー通い」と書かせて、発言者の信頼性を貶めようとする。菅官房長官までもが「教育の長が出会い系バーに出入りしているのは、違和感を感じざるを得ない」と個人攻撃する。それだけ政権の核心に触れる痛いところを突かれたので、つい正気を失ってしまったのだろう。世の中でも相手が本当に気にしていることを指摘すると、相手は逆ギレして攻撃的になる。
下村氏側、加計幹部から200万円 「個人と企業から」(朝日)
下村博文氏『加計学園から200万円の闇献金』報道を否定 一方で「加計の秘書室長が...」(ハフポスト)
元々の初報はこちら↓
下村博文元文科相 加計学園から200万円違法献金の疑い(文春オンライン)
元文部科学相で自民党の東京都連会長の下村博文氏と加計学園のズブズブの関係は文藝春秋の2017年7月号に「加計が食い込んだ下村元文科相夫妻 昭恵さんと共に応援していた下村夫人」と題して加計学園の加計孝太郎理事長がいかにして愛媛の獣医学部新設を規制緩和特区という隠れ蓑で認可を受け、100億円近い補助金をもらうに至ったかをノンフィクション作家の森功氏が描いています。「下戸だった安倍首相に代わり、大酒飲みの夫人たち(昭恵、下村夫人)の面倒を見てきたのが、ほかならぬ加計なのだ」としています。また、2014年3月頃、赤坂の料亭「佐藤」で加計理事長と秘書の二人が文科大臣だった下村氏を招いて会合をもち、下村氏は「おろしました」と唐突に言ったそうです。「おろしました」というのは学園側が下村氏に相談した要件に関わる話だとしています。
下村氏は29日に加計学園の秘書室長から100万円ずつ合計200万円を受け取っていたと認めました。「個人と企業の合計11人から秘書室長が預かったもの。1人20万円未満なので政治資金収支報告書には記載しなかった」と説明したそうです。秘書室長という加計孝太郎理事長の代理のような立場の人がお金を持ってきたことを認めては、この弁明では国民(都民)は誰も信じないでしょう。「都議選のこのタイミングでの報道は選挙妨害」と見当違いの発言も加えました。
文部科学省で出て来た加計学園疑惑の文書を「怪文書」呼ばわりしていた菅官房長官を「怪文書」から「撤回」に追い込んだ東京新聞の美人記者が注目を集めています。
今や官房長官の記者会見はニコニコ動画でも生中継、ビデオで後からも見られるので、国民に開かれた会見になっているのは嬉しい限りですが、日常生活を送っているとなかなか見ている時間がないのが実情です。そこで国民を代表する形で官邸記者クラブなるものがあり、国民を代表して質問して意味のある政府の発言を発信するのがマスコミの役割だと思うのですが、ニコニコ動画でビデオを見て見ましたが、確かに「シャンシャン会見」になっているのだと実感しました。そんな中で、東京新聞の望月衣塑子記者(41)が気を吐いて、国民がおかしいと思っていることを質問したことで、菅官房長官からのちに墓穴を掘る「本音」を引き出していたようです。安倍政権の応援団であるネトウヨは望月記者を批判したようですが、多くの人は礼賛しています。新聞記者の魂、躍如といった印象です。
AI(人工知能)が将棋と囲碁の名人をほぼ同時に破る時代となり、早晩、多くの仕事がAIに置き換わると言われています。一応、新聞記者は置き換わりにくい職種になっている(根拠は不明)ようですが、それは大半の官邸記者クラブの記者のように当たり障りのない質問をする記者ではなく、望月さんのような記者こそがAIでは代替できないという意味だと思われます。既存の官邸クラブの記者からは「俺たちは記者会見以外のオフレコ懇などで本音を知ったうえで総合的に書いている」と言われそうですが、最終的に国民がおかしいなと思っていることを書かないのでは存在意義はないと言わざるを得ません。
![](https://parts.news-postseven.com/picture/2017/06/mochidukiisoko.jpg)
会見で食い下がった東京新聞記者 菅官房長官を動揺させた突破の質問力(2017/6/21 16:00)
東京新聞・望月衣塑子記者 部外者だからできた執拗な追及(NEWポストセブン、2017.06.19 07:00)
「官邸記者クラブどころか政治部に所属した経験もないので、(6月)6日に初めて(菅義偉)官房長官の定例会見に出た時は、さすがに緊張しました」──そう語るのは東京新聞社会部記者の望月衣塑子(いそこ)氏(41)だ。2000年に入社後、警察や東京地検特捜部などで事件取材に携わり、2004年には日本歯科医師連盟の闇献金疑惑の取材班にも加わった。2児を出産後の2014年からは武器輸出問題の調査に注力してきた。
リテラ > 社会 > ジャーナリズム > 菅を追及した東京新聞記者はアッパレ!
菅官房長官を追及した東京新聞記者にネトウヨが「頭おかしい」! おかしいのは菅のウソ、「出会い系行く」も菅が自らオフレコで(2017.06.07)
いいこと言ってますな。ブロゴスなど、複数のメディアを通じてだけでなく、この郷原サイトが保守本流のようです。この方はヤメ検察で弁護士なのに、メディア以上にジャーナリズム志向が高い市民派だと感じました。法律家なので読売も批判できないようで、郷原氏にバッサリやられた読売も痛いですね。ただ、郷原氏は読売が嫌いとか好きとかの感情はないと思われる。悔い改めれば救われるのです。
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「加計学園」の獣医学部新設問題で、「総理のご意向」などと書かれた文書の存在について、文科省で再調査が行われた結果、同省内部者からの存在が指摘されていた19文書のうち14文書の存在が確認された。
前回調査後、文科省職員による「『文書が存在する』とのマスコミへの告発証言」が相次いだことを受けて行われた再調査で、これらの告発証言の真実性が裏付けられたことになる。